2017年、そのガッキーの相手役、星野源(35)が大ブレイクすると言われている。最終回の30%超えで、NHKが目の色を変えた。なぜなら、この数字は地方がはじき出したものであるからだ。もちろん、民放も指をくわえて見ているわけがない。星野源争奪戦はすでに始まっている。
『逃げ恥』は、初回こそ平均視聴率10.2%だったが、その後は右肩上がり。最終回の総合視聴率33.1%は、TBS系の“火曜ドラマ”枠で歴代最高となった。
「話題となったエンディングで流れる“恋ダンス”をローカル局のアナウンサーらがチャレンジしたこともあり、地方8局では5週連続20%以上の平均視聴率を記録。最終回に至っては、札幌地区と北部九州地区で驚異的な数字を叩き出しましたからね」(ドラマ関係者)
その立役者となった星野を、各局が狙うのは当然の話だ。
「人気ドラマだった『半沢直樹』の続編に失敗しているTBSは、同じ轍を踏まないように3月に『逃げ恥』の特番、7月期にはシーズン2での出演を打診している。星野の『逃げ恥』の1本当たりのギャラは、新垣の推定180万円の約半分。多少上がったとしても、それで数字が取れるとなればどの局も飛びつきます」(同)
そんな中、特に熱心なのがNHKだという。
「NHKは星野を大河ドラマ『真田丸』で徳川秀忠役に起用し、一昨年、昨年の紅白でも出場させている。ただ、まさか『逃げ恥』があそこまでの高視聴率を記録するとは思っていなかった。特に地方の視聴者が多いNHKにとって、札幌地区と北部九州地区での高い数字は魅力的です。そのため、すでに朝の連続テレビ小説の主役クラスでオファーしているようです」(同)
「星野源を獲れ!」の指令はNHK役員総動員まで行き渡っているという。今年はNHKの顔になることも十分あり得る。