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裁判員では裁けない押尾学被告

 合成麻薬MDMAを一緒にのんだ女性を救命せず死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪などに問われている元俳優の押尾学被告の裁判員裁判が14日、東京地裁で結審。検察側は「自己保身のために被害者を見殺しにした」として懲役6年を求刑したが、「昨年の判決で執行猶予中の刑(懲役1年6月)が加算されることを加味し、判例に照らしての求刑だと思われるが、10年前後の刑が予想されていただけに各方面から『軽すぎる』と異論が噴出している」(司法担当記者)という。

 判決は17日に言い渡されるのが、そこでポイントとなるのが選ばれた6人の裁判員。「14日午後から評議が行われ、当初休廷日としていた15日を終日評議に当てられ、16日も行われる。世間の注目度が高いだけに、慎重に評議が行われる模様」(同)。 
 今回選ばれた6人のうち男性が4人、女性が2人で、「男女1人ずつが細かくメモをとり、押尾被告に対して熱心に尋問していた。ほかの4人は押尾被告の“自己保身”に呆れ気味だった」(傍聴した記者)というから、なかなか厳しい判決が言い渡されることになりそうだ。

 これまで行われた裁判員裁判で求刑を上回る判決が言い渡されるのは異例だったが、14日に横浜地裁で判決が言い渡された神奈川県内で起きた殺人事件の裁判員裁判では、懲役18年の求刑を上回る同20年の判決が言い渡されたばかりだけに、少なからずこの被告が押尾被告の判決に影響しそう。ところが、裁判員たちの出した判決では押尾被告が裁かれることはなさそうだという。
 「押尾被告の弁護側は『無罪か執行猶予が付かなければ控訴』と決めている。控訴しての高裁、さらに上告しての最高裁には裁判員裁判は適用されないので、結局、今回の論告求刑に近い刑を受けると思われる」(先の司法記者)。
 押尾被告はすでにそのことを計算済みなのか、「裁判長や検事の尋問にはきちんとした態度で答えていたが、裁判員の尋問には語尾が終始『〜っす』とフランクな感じで態度を変えていた」(先の傍聴した記者)
 17日に判決を下された押尾被告の表情が注目される。

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