第4話のお話。明真大学付属病院では医療ミシュランとも呼ばれるIMA取得のため海外から来た審査員がウロウロし、黒木慶次郎(遠藤憲一)の見事なカテーテル手術を絶賛するも日常の院内の様子や治療、食事にまで厳しくチェックをいれていた。病院中がピリピリムードで、学長の鬼頭(夏木マリ)らは不安を隠せない。そんな中、臨時でERに呼び出された伊集院登(小池徹平)は肩が痛いと駄々をこねる患者・横田(本田博太郎)を診る事になるが…。
結局あんまり坂口クンの出番が無いまま、すっかり医師として成長した伊集院の裏切りともとれる行為が映し出されて次週へ。ただでさえインパクトが強い上に白やら銀やらのカツラを被ったエンケンや阿部サダヲにもびっくりだけど、池田鉄洋とか佐々木蔵之介とか岸部一徳とか曲者ぞろいの役者たちがそれぞれ医者を演じていて、おまけにボスが夏木マリってとにかく本作主人公・朝田龍太郎(坂口憲二)の居場所がないほどキョーレツな病院だって事はよく分かったわ。マリさん以外の女性キャストは稲盛いずみも、谷村美月も薄めで、なかなかいい感じ。
もともと肉体派で、どう考えても知的に見えない坂口憲二が天才心臓外科医やってる時点で何かおかしいと思っていたけど、日本の医療のうんちゃらかんちゃらって言ったって、結局原作は漫画。オーバーな演出あっての人気ドラマだと思うわ。みんな着ぐるみ着ているみたいに役になりきっているし、もう役者自身の個性なんかどうでもいいのね。チャッピー今回始めてこのドラマを見て納得したけど、ドラマ1と2と漫画も全部読んでるような「医龍」フリークさんたちの期待を裏切らないようにこの先もあっと驚くようなキャラクター展開で楽しませてほしいわ。急に目が覚めて普通に戻らないでね、お願いよ。(チャッピー)