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【週刊テレビ時評】プロ野球巨人開幕戦はイチロー人気に敗れる! なでしこvs女子フィギュアはドロー!

 先週はスポーツ中継が非常に多い一週間でした。

 なかでも、注目されたのが、米メジャーと日本プロ野球のダブル開幕。メジャーからはシアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスが来日し、日本で開幕戦を迎えた。マリナーズにはイチロー外野手の他、川崎宗則内野手、岩隈久志投手が新加入し注目を集めました。

 両チームは開幕戦に先駆けて巨人、阪神とオープン戦を行い、ともに日本テレビで放送されました。巨人絡みの平均視聴率は3月25日日曜(午後7時〜8時54分)のアスレチックス戦が11.3%(以下、関東地区)、26日月曜(午後7時〜8時54分)のマリナーズ戦が12.7%でした。

 マリナーズvsアスレチックスの開幕2連戦は、28日水曜(午後7時〜9時54分)の初戦が12.3%、29日木曜(午後7時〜8時54分)の2戦目が12.2%(午後6時〜7時=8.3%)でした。決して高い数字ではありませんが、及第点といっていい視聴率でした。

 一方、日本プロ野球は30日金曜の巨人vsヤクルト戦で開幕しましたが、同日の日本テレビでの視聴率は午後5時50分〜6時=5.9%、6時〜7時=9.6%、7時〜8時43分=11.8%とふるわず。巨人戦がイチロー人気に敗れた形となりました。ふだん、メジャーの中継はBS、CSで深夜、早朝という見にくい時間帯に放送されており、物珍しさもあったようです。ただ、巨人戦より、メジャーの視聴率が良かったというのはショッキングなことです。

 ちなみに、昨年4月12日の巨人開幕戦(ヤクルト戦)の視聴率は今年と同ポイントの11.8%で、巨人の開幕戦としては史上2番目の低さでした。昨年は東日本大震災のため、開幕が延期され、「野球どころではない」という世のムードもありましたから、視聴率が低くてもやむを得ない状況でした。それを考慮すると、今年の数字は深刻にとらえる必要がありそうです。一昨年3月26日の巨人開幕戦(ヤクルト戦)も12.3%と、この2年と同水準で、野球、巨人への関心自体がいかに低くなったかの証明となりました。

 また、「世界フィギュアスケート選手権2012」(フジテレビ)の視聴率は、29日木曜(午後9時30分〜深夜0時8分)の「女子シングル・ショートプログラム」が12.6%、30日金曜(午後9時30分〜深夜0時7分)の「男子シングル・ショートプログラム」が10.5%、31日土曜(午後9時30分〜深夜0時25分)の「男子シングル・フリー」が14.7%、4月1日日曜の「女子シングル・フリー」は午後7時〜8時が9.4%、8時〜9時54分が14.8%と根強い人気を示しました。

 1日日曜に女子フィギュアと全面対決となったなでしこジャパンの「キリンチャレンジカップ2012〜日本vsアメリカ」(TBS)は、午後7時28分〜9時30分が14.8%(7時〜7時28分は未発表)で同ポイント。こちらも、人気の高さを示しましたが、放送時間が女子フィギュアとずれていたら、ともにもっと高い数字がマークできたと思われます。
(坂本太郎)

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