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ひどい肩こり、体調不良。そんな時…?

 「肩がこる」「体がだるい」そんな症状に悩まされる方も少なくないだろう。

 パソコンを使った事務作業の多い筆者もそんな一人…。体のケアも「鍼治療」「マッサージ」「ニンニク注射」「整体」人によって様々ではないかと思われます。
 しかし、どうにも慢性的な肩こり体質は改善される気配なし。あれこれ八方手を尽くしても、気休め程度に終わってしまう人も少なくないのではないでしょうか?

 そんな悩みを抱える私が出会ったのが『瀉血(しゃけつ)療法』、別名、『メディカルカッピング』とも呼ばれています。
 瀉血とは肩こりをはじめとした、血流に原因した患部に鍼を刺し、そこにポンプを用いた吸い玉によって吸引をかけ圧力によって悪い血を抜くといくもの。すると。出るわ出るわ、出てきます! ドロっと滞った粘性を持った血糊のような血が! いやー。こんなものが体に溜まっていては、体が重い&だるいハズです。
 治療直後、肩・背中には吸い玉で吸引した痣のような痕が残りますが、この痣=鬱血の具合によって体の何処が悪いのかも知れるとの事。

 古来、中国を中心に東洋に祥を発する治療法である瀉血でありますが、西洋においてもかつては、瀉血は一般的な療法として民間でも行われ、床屋で理髪を行った際にサービスとして行われていたものであったそうです。その名残もあって、現代の床屋の看板「サインポール」の元である「赤・青・白の縞模様」の由来にもなっています。(赤は動脈、青は静脈、白は包帯)
 かつては、東西に渡って普及していた瀉血療法も時代の推移と共に、鍼を使った医療行為並びに、医療類似行為に対する規制が厳しくなり、医師の資格を持たない者が出血を伴う鍼治療を伴うのはご法度…。結果、都内に限っても瀉血療法を行っているのは僅か2か所。治療費も8400円〜10500円と高額です。

 実は肩こりに限らず、アトピーから皮膚病まで幅広く絶大な効用を持つ、歴史の長い瀉血療法であるにも関わらず、様々な事情で国内での普及がままならないのは兎に角、心苦しい限りであります。

(小野寺浩 山口敏太郎事務所)

【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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