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堀切菖蒲園「哈爾濱餃子(ハルピンギョウザ)」破格の激旨餃子

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提供:週刊実話

 僕が使っている万年筆の書き味が悪くなり、ペン先を直してくれる工房が、堀切菖蒲園にあることを知って訪れた。その帰りに初めてこの店にお邪魔したのが始まり。かれこれ十数年前のことである。

 店内はカウンターがたった5席と超狭小に驚かされるだろう。餃子のメニューは水餃子、ニラ水餃子、焼き餃子、三鮮水餃子、トマト餃子、にんにくの芽水餃子の6種類、それも破格。餃子好きにはごはん派とビール派の2派がいるが、ボクはごはん派。でもこの日、全種類の餃子を食べなければならないという義務感にかられ、大好きなごはんは我慢するしかなかったのだ。30個食べきれるかなと思ったが、ペロリと平らげてしまった。それほど、ここの餃子は旨いんだな。

 特にお勧めは「焼き餃子」350円と「三鮮水餃子480円」、「トマト餃子」400円だ。

 「焼き餃子」は豚挽き肉と白菜、長ネギ、調味料だけ。注文を受けてから皮を伸す手作り、カリっとしっとり肉汁の旨味たっぷりの味わいに食欲が加速するだろう。また「三鮮水餃子」はエビ、干しエビ、ホタテ、ニラ、挽肉。魚介と豚肉の旨味が相乗してこれまた絶品。「トマト餃子」はほどよい酸味がクセになる逸品だ。

 ご夫婦で切り盛りされていて、餃子のメッカ、中国ハルピンのご出身。お二人ともいつもにこやかで人柄最高、これも餃子の美味しさに加味されている。

 その他小龍包、焼売、焼きニラマンもあり、ワンタン麺やお酒に合う腸詰など小皿料理もあり、どれも隙のない美味しさなのだ。

 店が狭いので、混雑していて待たされることもあるが、テイクアウトもできるので便利。でも自家製の皮なので、遠方の人は皮が溶けてしまう可能性があるので留意してもらいたい。

 ちなみに葛西の「独一処餃子」とは親類関係。こちらのご夫婦の奥さんが、独一処餃子のお姉さんだそうだ。

【住所】東京都葛飾区堀切3-7-11電話03-3692-9369
【営業】11時〜22時
【休日】月曜日
【アクセス】京成線「堀切菖蒲園駅」徒歩1分

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