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越後S(1600万下、新潟ダ1200メートル、22日) アベコーの気になる推奨馬は!?

 みなさん、お元気ですか。アベコーこと阿部幸太郎です。

 リーディングジョッキーの内田騎手が、今週と来週の騎乗停止が決まりました。8月8日に英国で行われたシャーガーCに出場。ステッキの不適切な使用法により、騎乗停止処分を受けたものです。動物愛護の強いお国柄で、ステッキの使用には制限があり、限度を超えると制裁を受けるという規定があります。今回の内田騎手はそれに当てはまったものですが、日本国内でのこの規定は聞いたことがなく、それを日本でも当てはめるというのは、いかがなものでしょう?
 他馬の進路を妨害する等のラフプレーは世界共通の制裁で当然ですが、英国だけで規定してある内規を、日本側が受け入れるには無理があると思われます。日本で問題ないことが実効4日間の厳罰。国内の実情を鑑み、もう少し軽くできなかったのか、残念でなりません。

 さて、新潟の土曜メーンは「越後S」です。前半から激しい流れになりそうな予感がします。ダートで前半3F32秒台のダッシュ力を持つトウショウガナーにスリーセブンスピン。さらにトーセンセイントとピーチドラフトも急追。ゴール前では一転した局面を迎えそうです。
 ◎はクランエンブレム。それというのも、ダ1200メートルで評価の高い実績を残しているからです。昨年暮れの中山。準オープンのアクアラインSで後方から鋭く伸びて3着。優勝馬は根岸S2着のヒシカツリーダー。当時、1番人気で逃げまくったスリーセブンスピンが2着。クランエンブレムにとっては初めてのダート1200メートルで、前半は躊躇(ちゅうちょ)したような走り。それゆえ、この3着は大きな価値があるのです。
 今回はハンデが56キロ。いつも57キロでダートを走っているこの馬には強力な後押し材料。前走の新潟日報賞は、芝だったとはいえ、粒ぞろいのメンバーを相手に自己ベストを大幅に更新。ゴール前一気に追い込んでくるのは、やはりこのクランエンブレムが最有力です。

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