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鈴木京香、小泉今日子も狙われた 有名プロデユーサー“全裸映画詐欺”手口

 映画製作への出資名目で多額の金を騙し取り、5月12日に警視庁渋谷署に詐欺の疑いで逮捕された若杉正明容疑者(49)。同容疑者は『血と骨』や『クライマーズ・ハイ』などを手がけた有名プロデューサーだったが、その手口はまさにペテン師ともいえる悪質さだった。
 「若杉は'08年に東京・港区の会社役員に『大成功した映画シリーズの新作に投資すれば、5倍の利益が得られる』などとうそぶき、3000万円を搾取した罪で逮捕されたが、実情は他にも多数の被害者がいる。それほど若杉は投資家たちを食い物にしていたのです」

 こう語るのは、同容疑者の知人だ。この人物によれば、若杉容疑者は芸能プロの買収話と架空の映画製作話をミックスした詐欺行為を行っていたというのである。同氏がこう続ける。
 「『イギリスのファンドから巨額の資金が入る』というのがヤツの常套手段。若杉はこのトークを武器に、多くの芸能プロに買収や提携話を持ちかけ、経営状況の審査として三期分の決算書を提出させていた。無論、ファンドの話はデマカセで、一方では芸能好きの投資家たちに、この決算書を見せびらかしながら『主要な芸能プロは買収済み』『新作映画では所属の女性タレントを脱がせる』などと詐欺を働いていたのです」

 ただ、投資家たちが騙されたのも無理はない。同容疑者のセールストークには、きら星のような女優やグラビアタレントたちがひしめいていたというのである。
 映画のキャスティングプロデューサーがこう語る。
 「石原さとみや吉高由里子、鈴木京香に高岡早紀、小泉今日子、水野美紀、酒井法子、小池栄子、井上和香、森下悠里、森口博子などなど。若杉はこれらの女優たちを『次回作で脱がせる!』『緊縛シーンを撮影する』と豪語し、『映画界で若杉王国を作りましょう』と投資家たちを口説いていた。しかも、その際に映画の原作に取り上げられたこともある作家の事務所関係者などを同席させたり、ありもしない映画のエグイ台本をチラつかせていたのです」

 女優たちにすればとばっちり。悪質さも極まれりだ。

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