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“無所属代表”も辞さない本田圭佑ACミランへの未練

 サッカー日本代表MF・本田圭佑(30)が“無職”になるかもしれない。
 2月24日以降(現地時間)、イタリアの複数のサッカー専門サイトは「本田が米MSLシアトル・サウンダーズに移籍する秒読み段階に入った」と報じた。所属クラブACミランのガッリアーニCEOはそれを否定したが、「夏以降、何らかの動きがある」と意味深なコメントも残している。
 本田の去就問題は、2018年のW杯ロシア大会出場を目指す日本にも大きな影響を与えそうだ。

 「仕掛け人はハリルホジッチ代表監督とみて間違いないでしょう」
 とは専門誌記者。

 1月下旬、ハリルホジッチ監督は単身で本田のもとを訪ね移籍を勧めている。今シーズン、本田のリーグ戦出場試合数はわずか5で、出場機会に恵まれなければ試合勘は鈍るだけ。代表戦への影響を恐れた監督は「移籍交渉を進めないのなら代表に招集しない」とも迫ったそうだが、1月末までの移籍市場で本田が動くことはなかった。
 「本田クラスの選手は欧州にはゴマンといる。まとまりかけた話もいくつかあったようですが、年俸面などで折り合いがつかず、本田自身も名門ACミランを離れることに抵抗があったようです」(同)

 監督自らが水面下で本田を売り込み、ようやく見つかったのが、サッカー後進国、米国のクラブだったというわけだ。しかし、本田はACミランへの未練を断ち切れていない。
 「経営難のACミランは、コストカットを進めています。“夏以降”とは、『本田との契約が満了するまで』と思われる。出場機会のない選手がシーズン中でも解雇されることは珍しくありません」(テレビ局員)

 ハリルホジッチ監督は代表招集の有無もチラつかせたが、目下のW杯予選の苦戦ぶりからして、本田を本当に外すことはないとの見方が支配的だ。ACミランと契約延長がなかった場合、本田は「所属クラブなし」の“プー太郎”で代表戦を戦うことになる。
 プライドを捨てなければ、日本代表までが、赤っ恥をかくことになりかねない。

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