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関東圏の低視聴率連発でプロ野球日本シリーズ放送危機

 テレビ界がまさかの事態に騒然となっている。
 「今後、巨人が出場しない日本シリーズは関東ローカルで放映できなくなるかもしれない…」と真顔で語るのは、某民放キー局のスポーツ番組プロデューサー。

 プロ野球日本シリーズは、福岡ソフトバンクホークスが阪神タイガースを4勝1敗で破り、3年ぶりの日本一に輝いた。ところが問題となったのは関東圏の視聴率。昨年は巨人対楽天のカードで高視聴率を連発したものの、今年は関東圏は低視聴率を連発したのだ。
 「第1戦(10月25日・テレ朝)は11.8%、第2戦(26日・TBS)は10.2%、第3戦(28日・テレ朝)8.3%、第4戦(29日・フジ)8.4%、第5戦(30日・TBS)関東10.3%で、なんと平均視聴率は9.8%。ちなみに巨人が出場した昨年は22.6%、'12年は18.1%だった」(事情通)

 当然、この低視聴率はスポンサーの広告出稿料に大きく跳ね返ってくる。
 「今回のシリーズで民放各局が機構サイドに支払った放映権料は、一試合あたり約1億5000万円〜。これに番組制作費が一試合当たり2000万円前後かかる。つまりは、視聴率15%以上で初めて儲けが出る厳しいビジネスプラン。ただ、これまで巨人が出場すればどうにか成り立ってきたんです。当然、巨人が出ない日本シリーズを中継しなくなります」(関係者)

 一方で、関東圏と比べ常に視聴率20%超えを達成した関西や北部九州圏は、お祭り騒ぎだったという。
 「想定以上の高視聴率に、関係者は喜んでいます。ただし、はやり関東圏がシングルだと利益幅は大幅に下落してしまう。関東圏も高視聴率を取れれば誰もがハッピーなのですが…」(関係者)

 今も昔も野球は巨人頼みなのだ。

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