同番組では、先日、自殺未遂騒動も話題になった韓国ガールズグループ「KARA」の元メンバーで歌手のHARAが単独出演することに注目が集まった。
HARAは以前と変わらぬキレのダンスを見せ、持ち歌の「ミスター」を披露。ところが、この「ミスター」の歌唱中、HARAの身にとんでもないハプニングが起こっていた。
なんと、HARAが身に着けていた白い衣装がズルズルと落ちてしまい、一瞬ではあるが、ヌーブラを露出した姿が流れてしまったのだ。
HARAはダンス中、異変に気が付いたのか途中、カメラに背を向けた瞬間に衣装を直し事なきを得たのだが、ネットでは「HARA」「放送事故」のワードがTwitterのトレンドにるなど、復帰早々大きな話題になってしまった。
さて、本ハプニングは近年では珍しい、というよりも死語になりつつある「ポロリ事故」のひとつなのだが、平成時代に発生していなかったわけではない。
毎年恒例の夏の大型生放送特番といえば『24時間テレビ』(日本テレビ系)と『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)。本番組は長時間の生放送ということもあり、スタッフの緊張も途切れ気味になってしまうのか、放送事故が発生してしまうことがままある。
特に有名なのだが、2013年に放送された『FNS27時間テレビ』での事故だ。この年は「乙女の笑顔が明日をつくる!」というテーマで女性タレントや女性芸人を主役にした構成だったのだが、放送1日目(8月3日)の深夜のコーナー『さんま・中居の今夜も眠れない』で、ナインティナインの岡村隆史がフジテレビ社内に作られた女子風呂に潜入した。
そこには森三中、ハリセンボン、椿鬼奴ら当時、ブレイクしていた女性芸人が多数入浴していた。しかし途中何を思ったのか森三中の大島美幸がジャンプした際、体に巻いていたバスタオルが落ち、乳房が映り込んでしまったのだ。
異変に気が付いたカメラマンが、すぐに明石家さんまと中居正広のいるスタジオに中継を切り替えたものの後の祭り。中居が「ちょっとカサブタが見えましたね……」とコメントし、ハプニングをなかったことにしようとしたが、いくら中居でも無理だった。夏の終わりごろまで、ネットで大島の「ポロリ事件」の動画が拡散され続けたという。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)