第5話では一颯(菅田将暉)が教師陣に対し、フェイク動画の作成を依頼した人物は名乗り出るよう要求。夜8時までに名乗り出なければ教室を爆破すると宣言するも、世間の風向きは「一颯=ヒーロー」となっていくという展開に。また、犯人捜しが過熱していく中で、涼音(福原遥)がかつて所属していた水泳部から無理やり退部させられたことを理由に、顧問の坪井(神尾佑)からセクハラ・パワハラを受けていたことを訴える動画をSNSに流そうと画策。坪井が黒幕と思わせるような印象操作を行おうとしていた。
「これに対し、一颯が『お前たちは感情に任せて、過ちが許される年じゃないんだよ!』と激怒するシーンがありました。無責任なSNSの使い方で人生を多く狂わすというストーリーは、飲食店バイトの不適切動画が連発するいま、ある意味タイムリーなもの。ネットからは『変な動画アップして炎上してる人にこそ見てほしい』『SNSの怖さも警鐘する番組だったとは!』といった声が集まっています」(ドラマライター)
第4話を除き、視聴率2ケタをキープしている本作。その理由には若い視聴者層を掴む仕掛けがあるという。
「第4話までは一颯の目的も曖昧で視聴者はいまいちストーリーに入り込めないといった面もありましたが、第5話からは“黒幕探し”という新たな目的に向かい、クラスが団結するストーリーに。また、一颯が悪者ではないと判明したことで、近年不足していた“熱血教師モノ”という要素が足され、視聴者が入り込みやすい作品になったという点が大きいでしょう」(同)
果たしてこのまま視聴率を伸ばし続けることはできるのだろうか。今後に期待したい。