「歌手の槇原敬之さんは1999年、自宅で覚せい剤を所持していることが発覚し、現行犯逮捕されました。前向きな曲も多く、逮捕がアルバム発売直後だったこともあり、ツアーの中止やCDの店頭回収で多額の借金を抱えることに。しかし、執行猶予期間中の2000年には、早々と復帰しアルバムをリリース。2003年には、あの名曲『世界に一つだけの花』を世に送り出しています。現在では『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)のテーマ曲まで手掛けるほど、イメージは回復。借金も返済したようです」(芸能記者)
さらに、こんな逮捕歴がある芸能人も。
「お笑い芸人の板尾創路さんは1994年に、当時中学3年生だった少女にわいせつな行為をしたとして青少年健全育成条例違反容疑で逮捕されました。そして、それに懲りず、2017年にはグラビアアイドルとの不倫が発覚。しかし、もともとイメージが重視されるキャラではなかったことと、他にはない独特のセンスを持っていたことで、俳優として今でも順調に活動しています。最近では映画監督としても活躍していて、過去の不祥事はすっかり忘れ去られているようですね」(前出・同)
また、日本ではなく海外に拠点を移し成功した例もある。
「2009年に覚せい剤取締法違反で逮捕された酒井法子さんは、清純派として売り出していたこともあり、逮捕によって一気にイメージが低下しました。日本では嫌悪感を抱く人も多かったのですが、酒井さんは中国に目をつけ、一気に進出。今では中国で多くのファンを持ち、コンサートを開けばチケットは即完売状態だそうです。ネットドラマへの出演も決まり、中華圏での露出がさらに増えそうですね。逮捕直後は『介護の仕事に携わりたい』とも話していましたが、中国では“禁毒大使”に任命されたこともあり、バッシングは少ないです」(前出・同)
逮捕されても復帰が可能な芸能界は、なんとも甘い世界なのかもしれない。