search
とじる
トップ > 社会 > 「写真と実物が違う」33歳の男が初対面の女性を殺害、SNSで知り合った男女の悲劇

「写真と実物が違う」33歳の男が初対面の女性を殺害、SNSで知り合った男女の悲劇

pic pic

画像はイメージです

 SNSや出会い系アプリを異性と出会う手段として使用している人は多いだろう。しかし実際に会うまで相手のことは、詳しく分からない。出会ったことで殺人事件に巻き込まれたり、相手が思わぬ人物で暴力沙汰に発展した事件が海外にはいくつかあるようだ。

 相手を信じて待ち続け、体調を崩したのはオランダ人男性だ。2016年8月、中国・湖南(こなん)省の空港で、出会い系アプリで知り合った中国人女性を待ち続けた当時41歳のオランダ人男性が空港で倒れた。2カ月前、男性は女性と知り合い、オランダから中国まで行ったが、空港で待っているはずの女性はその場にいなかった。しかし男性は女性が来ると信じ、10日間その場で待ち続けたという。女性がいつ来るか分からないため、男性は待ち合わせ場所から離れることができず、十分に食事を取ることができなかった。待ち続けて10日目に男性は栄養失調と脱水症状で倒れ、病院に搬送されたという。その後、男性の体調は回復した。

 SNSにありがちな理由から、殺人に発展した事件もある。

 2014年10月には、アメリカ・ケンタッキー州で当時33歳の男がSNSで知り合った女性を殺害して逮捕された。2人はFacebookで知り合い、意気投合して会うことになった。しかし、待ち合わせ場所に現れた女性が、Facebookに掲載されていた写りのいい写真とは違い、実物は自分の好みではなかったことに男は腹を立て、男は女性に会うなり女性の首を絞めて殺害したという。女性の遺体が発見されたことから警察が捜査を開始し、監視カメラの映像などから犯人を特定。男は逮捕された。男は犯行動機について「わざわざ遠くから彼女に会うために車を運転してきたのに、現れた彼女はFacebookで見たよりも美人ではなかった」と供述。「被害者は自分の方だ」と話したという。

 軽い気持ちで出会い系アプリを使用し、大けがを負ったのは中国に住む女性だ。

 中国・黒竜江(こくりゅうこう)省では、2013年10月、出会い系アプリを通じて出会った2人が殴り合いの喧嘩をする事件が起きた。同省に住む当時28歳の女性は、既婚者でありながら出会い系アプリを使い、とある男性とメッセージの交換をしていたそうだ。女性は男性と会うことになり、待ち合わせ場所のホテルに向かったが、そこにいたのは夫の父親である舅(しゅうと)だった。舅は女性が出会い系アプリを使っていたことに激怒し、女性の顔面に殴りかかったという。女性も既婚者である舅の不義理を責め、舅の頭を殴り続けた。2人は病院で手当てを受け、女性の夫はその後、真実を知ることになったという。女性と夫がその後、どのようになったかは明かされていない。

 出会い系サイトやSNSを使うことで、見たこともない相手と出会うことが容易になった。しかし相手のことをよく知らない以上、利用する際は、慎重になることも必要だ。

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ