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プロ野球「DTCの乱」 ★広島 アニキ金本vs新井 次期二軍監督をめぐる“兄弟対決”

 退任する金本知憲前監督の怒りは「義弟」に向けられる? 外国人の不振、故障者続出などを指し、前監督には同情的な声も聞かれた。今後は監督経験の解説者となるわけだが、早々に“リベンジの機会”を得るかもしれない。
「古巣の広島ですよ。阪神関係者に『どうなるんだ?』と金本氏の今後を聞いていました」(関係者)

 巨人V9以来となる3連覇を果たした広島は、緒方孝市監督(49)が長期政権を敷くことになる。そのため、黒田博樹氏や前田智徳氏、今季限りで引退する新井貴浩などは“監督適齢期”を逃してしまう。しかし、こんな情報も交錯している。
「広島は金本氏を認めています。彼がFA権を行使した'02年当時と今とでは、球団の体制も大きく異なります。'14年オフ、新井のチーム帰還を許したように、金本氏にも名誉挽回のチャンスを与えたいと考えているようです。でなければ、阪神に今後を聞いたりしません」(ベテラン記者)

 “ポスト緒方”としてではなく“二軍監督候補”として帰還させたいようだ。

 他球団で監督を務めたから、広島との縁が完全に切れたわけではない。だが、金本氏は2000本安打や連続試合出場の記録を阪神で達成している。タテジマのイメージも定着してしまっただけに、多少のリフレッシュ期間も必要だろう。
「現政権の長期化は間違いなく、緒方監督よりキャリアが上の黒田、前田両氏がその下でコーチをやることは考えにくい。でも、二軍監督ならできるOBはいる。その筆頭候補となるのが新井」(同)

 金本氏と新井とは、義兄弟の仲だった。金本氏が阪神監督に就いたのは'15年オフ。新井は前年、広島に帰還したため距離を置いての付き合いとなったが、'16年に新井が2000本安打を達成したとき、「ベンチ裏で金本氏は嬉し泣きしていた」という。その義兄弟が、広島・二軍監督の椅子を奪い合うことになりそうだ。

 「新井は広島に救われたとの思いも強い。いくらアニキ分でも、自分より先に広島で指導者になるのは認められないでしょう」(同)

 もはや阪神監督としての再登板は考えにくい。広島・二軍監督の地位を貪欲に取りに行くはずだ。

 「矢野監督は金本氏と一緒に辞めるつもりでした。監督を受諾する際、内々に相談しており、阪神二軍には腹心的なコーチが残るので、『影のアドバイザー』のような存在になるかもしれない」(前出・関係者)

 矢野監督の助言役を受ければ義弟は許さないだろう。鯉の二軍監督を巡る義兄弟争い、笑うのはどっち?

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