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『赤旗』でも批判された エイベックス松浦社長の“自慢話”

 エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長が、フェイスブックに書いた贅沢な悩みを『赤旗』が批判。ネット上でも辛辣な意見が集まっている。
 最近の松浦氏は女性や私生活の問題等が報じられ、話題になっているが、今度はカネの問題である。

 発端は8月2日付で松浦氏がFBに書き込んだ内容であった。読んでいるとむかつくかもしれないが、要旨をまとめるとこうなる。
 〈こんな僕でさえ富裕層といわれるならば…富裕層は日本にいなくなっても仕方ない(中略)この国はあえていうなら富裕層に良いことは何もない〉
 〈僕としては、税金は個人の所得報酬に対して50%という国との折半が我慢の限界だった。所得税が20%台の国はたくさんある〉
 〈こんなことをしていたら富裕層はどんどん日本から離れていくだろう(中略)貧富の差を出してしまった責任をどこへ問うべきか〉

 たしかに、多額の税金を持っていかれる悩みはわかる。だが、そこには金持ち臭が漂い、自慢が見え隠れして、読んでいてアホらしくなる。
 『赤旗』でも〈株主天国の恩恵をチャッカリ受けておきながら(良いことは何もない)などと言うのは聞いてあきれる〉と批判している。

 では、松浦氏の収入はいくらなのか。'13年3月期の報酬は4億5100万円(賞与2億1000万円含む)で、この他、株の配当もある。受け皿会社『マックス2000』が205万株、松浦氏個人が135万株で合計340万株保有。1株につき55円(前期40円から10円増)の配当で1億8700万円の収入。報酬と配当を合わせると6億3800万円である。
 ただ、証券優遇制(配当については節税会社でも保有しているため)で、税金は35%に抑えられるため4億1400万円が手元に残る。こんなに稼いでいて文句を言うな、ということだ。

 ネットでも〈4億円も手元に残る人間が『富裕層と言われるならば』という発言はどれだけ『貧困層』を不愉快にさせているか〉など切り捨てる意見が多い。
 いずれにせよ、最初から最後まで自慢話を聞かされた感じで、もうこりごりというしかなかろう。

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