「経営者は馬とフェラーリを買うな」
USENの経営者・宇野康秀氏が、ホリエモンこと堀江貴文氏(46)を指して語った言葉だ。
事業家として成功すると、誰もがステータスシンボルとして馬を持ちたがるが、実際のところそれでうまくいった人はほとんどいない。
ホリエモンもそうだった。馬主となって最初に持ったのは、588万円で手に入れた牡の鹿毛馬。その馬はホリエモンと名付けられ、’04年9月18日に中山でデビュー(10着)した。
以来、’09年12月19日に高知で引退するまで、92戦して勝利数は14、獲得賞金は212万円。高知時代に別の馬主に引き取られたが、名前のほうはホリエモンのまま。そのため、出走するたびに「ライブドア事件で逮捕されたあいつの馬だよ」という目で見られていた。
引退後、ホリエモンは広島工業大学で乗馬となる。登録名は鶴鳴。これは世間から認められていない賢者を例えた言葉で、なにやら意味深である。
(明日に続く)