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ハッシーの地方競馬セレクション(9/26)「第59回日本テレビ盃(JpnII)」(船橋)

 先週は競走前から不吉な予感。▲に推していたピサノエミレーツが関節炎で出走取り消しに。レースでは本命のトーセンルーチェがスタートで出遅れ、内にササリながら走っており、向こう正面では少し窮屈そうに走っていました。それでも勝負どころでは一瞬オッと思わせる脚を使いますが、すぐにジリ脚に。休み明けでかつレース前の追い切りを激走した反動があったのかもしれません。そんな中、勝ったのはスマートインパルスです。スタートを決めると砂を被らないやや外目の3番手を進み、Sペースの中終始楽な感じで直線へ、追い出されると力強く伸び、追い込んできた白いおじちゃんスターシップの追撃を振り切り1着。展開が楽だったこともあり評価が難しいところではありますが、センスがある走りは見せてくれました。次走も同じような競馬が出来れば今後も期待できるでしょう。

 さて、今週は船橋競馬場で「第59回日本テレビ盃(JpnII)」が行われます。JBCクラシックに向けた大事なステップレースです。歴代の勝ち馬にはスターキングマン、ナイキアディライト、フリオーソにスマートファルコンと錚々たる名馬が名を連ねるレースです。そんな名馬たちの仲間入りを果たす馬が今年出現するかどうか非常に楽しみな一戦です。

 本命はスカーレット一族ダートの名家・スカーレットレディの子息◎(9)ソリタリーキングです。偉大な兄にGI勝利日本最多9勝を誇るヴァーミリアンやダート重賞4勝のサカラートを持つ本馬はまさに亀田三兄弟とそっくり。兄・興毅はWBA世界ライトフライ級王座・WBC世界フライ級王座・WBAバンタム級王座の日本人ボクサー初の3階級制覇を成し遂げ、大毅もWBA世界フライ級王者に輝きました。そんな偉大な兄を持つ和毅がソリタリーキングと重なります。亀田三兄弟の中で一番才能があるのは和毅と言われており、もしかするとソリタリーキングも…とそれは言いすぎかもしれませんが、ソリタリーキングこと和毅も兄に負けない活躍が期待できます。特に左回りではこれまで4戦して1着2回、2着1回、3着1回と複勝率100%。前走で初重賞制覇を成し遂げ本格化してきました。ここは王座(JBCクラシック制覇)を目指すためにも負けられない一戦です。

 対抗は出走メンバーの中で実績No.1○(8)ランフォルセです。本馬は交流GI川崎記念でスマートファルコンの2着になった実力の持ち主。今回は休み明けではありますが、鉄砲実績も良く、調教でも丹念に乗り込まれてきており、実力を発揮できる状態にあると思います。終いに切れる脚を持っているわけではないので、先行してソリタリーキングより先に抜け出したいところ。展開は速くなりそうもないので、帝王賞の時のように逃げてしまっても面白いかもしれません。距離はもう少しあったほうが良いと思いますがここでも好勝負必至でしょう。

 ▲には末脚が脅威の(3)サイレントメロディです。上がり3ハロン自身最速35,3秒は上記2頭より早く、直線よーいドンになったときは面白い存在です。しかも鞍上には現在南関東リーディング1位の戸崎圭太騎手です。不安があるとすれば当レースは逃げ先行馬有利なところ。

買い目

【馬単】2点
(9)→(8)(2)

【三連単】2点
(9)→(8)(2)→(8)(2)

※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリーに

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