7日公開の同作は全国365スクリーンで公開され、公開初週の週末2日間で興行収入約6.5億円をあげた。15日までの公開9日間で興収12億円を突破。興収35.8億円を記録した前作「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 -ペコと5人の探検隊-」を上回る数字で好調なスタートを切っていただけに、どこまで興収を伸ばすかが注目される。
昨年公開され、興収19億円を記録した「アオハライド」の咲坂伊緒氏原作の大ヒット少女コミックを実写映画化した青春ラブストーリー「ストロボ・エッジ」は、全国294スクリーンで公開され、興収約3.3億円を記録し初登場3位。
さだまさしの同名タイトル曲をモチーフに映画化された、大沢たかお主演、三池崇史監督のヒューマンドラマ「風に立つライオン」は興収約1.3億円をあげ、初登場5位となった。
先週3位だった、ベストセラー作家・宮部みゆきさんのミステリー大作を、「八日目の蝉」、「ふしぎな岬の物語」の成島出監督が映画化した2部作の前篇「ソロモンの偽証 前篇・事件」は7位だった。
今週はトップ10に新作6本がランクインしたが、「ドラえもん」の首位は揺るがず。先週まで4週連続でトップ10入りしていた「テラスハウス クロージング・ドア」が外れた。
「『ドラえもん』も『ストロボ・エッジ』も『風に立つライオン』もいずれも東宝作品。公開できるスクリーンの規模が他社と比べると圧倒的で、4月には新宿・歌舞伎町に複合商業施設となる新劇場もオープン。ますます他社に差をつけ“1人勝ち”が続きそうだ」(映画ライター)
21日にはジャニーズ事務所の「Hey!Say!JUMP」の山田涼介の映画初主演作「映画 暗殺教室」が公開。これまた東宝作品だが、「ドラえもん」の牙城を崩せるかが注目される。