「利用されたらかわいそう…」中日・根尾昂の好調をファンが危惧するワケ

スポーツ 2019年07月09日 11時00分

「利用されたらかわいそう…」中日・根尾昂の好調をファンが危惧するワケ画像はイメージです

 中日・根尾昂の調子が上向いている。7月の成績は「打率.363・0本・1打点・8安打」。ファームのオリックス戦では7日、第1打席(左二塁打)、第3打席(左安)、第4打席(左安)で安打を記録し、自身初となる猛打賞も記録した。

 開幕からここまでの月別成績は、3・4月が「.143・1本・4打点・12安打」、5月が「.131・0本・7打点・8安打」、そして6月が「.218・0本・2打点・12安打」。確実性の低さという課題を、徐々にクリアしている様子が窺える。

 開花の兆しを見せ始めている根尾に対しては、「いい具合にプロの球に慣れてきてるな」、「この調子で一軍への切符を掴んでほしい」といった期待の声が数多く寄せられている。ただ一方で、一部ファンからは「下手に調子がいいと応援歌問題の火消しに駆り出されるのでは」、「一軍昇格が“お前騒動”のごまかしに利用されたらかわいそう… 」と危惧する声も挙がっている。

 応援団がチャンス時に用いる応援歌『サウスポー』の「お前」というフレーズを、与田剛監督が“子供の教育上不適切”としたことが発端のこの問題。今月1日の発覚以降、ファンからは「長年親しまれている歌詞を監督の一存で変えるのはおかしい」、「『お前』が上から目線の意味じゃないことぐらい分かるでしょ」、「高校野球で使われてる分はどうするの?」といった批判が噴出している。

 また、それまで5連勝と好調だったチームも、問題発覚以降は5試合で1勝4敗。「3-5」で敗戦を喫した4日の巨人戦では、今シーズン75試合目にして自力優勝の可能性が消滅してもいる。

 グラウンド内外に影響が及んでいる現状を打破するには、これを上回るようなインパクトのある話題が必要となる。このことを考えると、ファンが前述したような不安を抱くのも致し方ないのかもしれない。

 ただ、一連の問題に関しては「与田監督や球団側が頭を下げれば終わる話」と指摘するファンも多い。それをせずに根尾の晴れ舞台を“隠れ蓑”にするようなことがあれば、今以上に傷口が広がってしまいそうだが…

文 / 柴田雅人

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