スーパーヒーロー映画で特別な力を持った主人公のハル・ジョーダンを演じるライアン、役作りのためにカラダを鍛える必要があったが、そのトレーニングよりもマーティンの演出方法のほうが、はるかに激しかったと語った。
「特別なスーツを着なければならなかったから、必要なだけジムに通ったよ。でも俺は、そこからの大ボラをさらに膨らませて、『ベンチプレスでパンダを持ち上げられるようになった』とか自己マンゾクをするような俳優じゃないからね」「マーティン・キャンベルのほうが、トレーニングよりはるかに危険だった。撮影現場であまりにも限界を要求してきて、叩きのめされた。肩が外れ、腹筋に肉離れを起こすまでやらされたよ」
スーパーヒーローであると同時に命知らずのテストパイロットであるハル役を演じ、ライアンは自ら危険を冒すということの意味を理解する必要があり、警察官である自分の家族や、本物のパイロットからインスピレーションを得たと話している。
「警察一家の出身なんだ。だから第一線で命をかけるということが、みんな理解できる。彼らは毎日その危険性を感じながら仕事をしているわけだからね。だから俺はそこにもっと目を向けるようにしたんだ」「それに空軍基地で実際のパイロットとも時間を過ごしたよ。彼らがどういう人間で、どんなことをするのかって感覚を掴むためにね」