まず、遠藤は「中学の時に(野球推薦で)7校からスカウトが来まして、その中から1校選んだ高校の野球部の寮に…」と強豪野球部の寮で高校生活を送っていたと話す。
「朝の6時起床で散歩して、学校周りをただただ散歩するだけ。で、朝練をずっとやって、8時半から登校なんで、全校生徒が学校に来るところまで行って全員で校歌を歌って…。野球部以外の人たちの登校を校歌で出迎える」と野球とは関係ないところに謎のルールがあったようだ。
そして、授業後は「14時半から練習開始なんですね。で、20時半ぐらいまで練習して、そっから食事だ風呂だなんやかんやして、21時45分に点呼。これが1分でも遅れたら連帯責任で全員正座」、「僕らの唯一の自由時間が点呼終わってから消灯までの15分だけなんですよ」と1日のスケジュールがギチギチに決められており、自由な時間もほぼないに等しい生活を送っていたらしい。
さらに、遠藤は「当時、ドラマとすげー見たいし、唯一テレビがブラウン管の小さいのが一個ポツンとあったんですよ。それが(自由時間の)15分だけ点けれるんですね。で、エンディングの2、3分しか見れないんですけど、そこからこのドラマはどういうドラマだったかを…」とエンディングを見て、どういう経緯でストーリーが展開していったのかを想像するのが数少ない楽しみだったという。
遠藤の話を聞き、司会の宮迫博之は「寮の話やんね?捕らわれてた時の話?」と聞いてしまうほど、学生の日常とは思えない内容に困惑を隠せないようすだった。
遠藤は笑いながら話していたが、このような環境でつぶれてしまった人も少なくないだろう。部活動のあり方を考え直さなくてはいけないと、そう思わせる番組内容だった。