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「ミタゾノ」もビックリ? 髪を剃られ、体中に24本の釘を打たれる…家政婦が受けた悲惨な虐待

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画像はイメージです

 家事に手が回らなかったり苦手な場合、金銭的な余裕があれば家政婦を雇う人もいるだろう。しかし全ての雇い主が家政婦を大切に扱うとは限らない。海外では雇い主から悲惨な仕打ちを受けた家政婦たちがいる。

 海外ニュースサイト『METRO』は2019年5月15日、サウジアラビアで家政婦として働いていた26歳のフィリピン人女性が、雇い主から屈辱的な扱いを受けたと報じた。報道によると、女性は裕福な家庭に家政婦として雇われ、懸命に仕事に励んでいたそうだ。ある日、女性は家の隅々まで掃除をしようと高級家具をずらしたのだが、その際に高級家具を直射日光にさらしてしまったという。家具は直射日光に当たると、どうしても色あせてしまう。雇い主は高級家具が日光にさらされているのを見て激怒し、罰として女性を自宅の庭の木に縛り付けた。女性と一緒に働いていた別の家政婦が縛り付けられた女性の姿を写真に撮りSNSに公開。別の家政婦も雇い主からひどい扱いを受けていて、現状を世界に知ってほしいという想いがあったようだ。写真は拡散され、フィリピン政府の助けによって女性は国に帰ることができた。

 香港では、2年間虐待に耐えた家政婦がいる。

 2013年8月、香港で家政婦として働いていた当時30歳のインド人女性が、雇い主から虐待を受け続けたと、海外ニュースサイト『South China Morning Post』が報じた。報道によると、女性は働いている間、下着の着用を禁止されるセクハラ行為を受けており、さらに髪を剃り上げるように命じられていたそうだ。寝る際は、手足を縛られキッチンかトイレで寝ることを強要された。女性は雇い主に怯え、言われるがまま2年間、嫌がらせを受け続けたが、虐待に耐えかねた女性はある日、寝る際に縛られたヒモを切ろうとしたそうだ。しかし雇い主に見つかり、雇い主は激怒。「また逃げようとしたら歯を抜いてやる」と言い残して、女性をヒモで椅子に縛り付けたまま数日間旅行に出かけた。女性は旅行から帰った雇い主がヒモを緩めた隙を狙って、雇い主の家から逃げ出したという。

 自身の扱いについて雇い主に意見したため、ひどい虐待を受けた家政婦もいる。

 2010年8月、サウジアラビアで家政婦として働いていたスリランカ人の49歳の女性が、雇い主から釘や針を体中に刺される仕打ちを受けたと海外ニュースサイト『CBS News』が報じた。報道によると、女性は休む日なく働いていたため「少しだけ仕事量を減らしてほしい」とお願いしたそうだ。しかし雇い主は女性の言葉に激怒し、額や手、足に計24本もの釘と針を刺したという。女性は自分で病院に行き処置を受けたが、額に刺された釘の中には、目の神経に触れるほど深いものもあったという。女性はその後、スリランカ政府の助けによって帰国した。

 家政婦は雇い主が生活しやすいようにサポートする仕事であり、奴隷ではない。暴力を働くなどもってのほかだ。現在放映中の『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)なら、TOKIOの松岡昌宏扮する三田園薫が、こうしたとんでもない雇い主を成敗してくれそうだが…。

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