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長嶋茂雄が来るZOZO新球団監督に後押しする掛布雅之

 一時は重篤説が流れて野球ファンをやきもきさせていた巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(82)。そんな長嶋氏が、自身の順調な回復ぶりを裏付けるように、12月4日に行われたプロ野球人の社会貢献活動を表彰する「第20回ゴールデンスピリット賞」の授与式で、ロッテ・井口資仁監督に祝福のコメントを寄せてファンを安堵させた。

 「20回という節目で受賞されたことは、まさにジャストミート。井口さん、おめでとう」
 長嶋氏は入院中であるため、司会者が祝福のコメントを代読した。

 リハビリに追われる長嶋氏がわざわざこの祝福コメントを寄せたのには理由がある。長嶋氏に近い球界関係者によると、巨人に原辰徳監督が復帰した今、長嶋氏が最も気にかけているのが、故郷千葉をホームタウンとするロッテだという。

 背景にあるのが、ZOZO前澤友作社長のロッテ球団買収だ。200億円と言われる高額な買収提案をしたものの、暗礁に乗り上げたまま。パ・リーグを長く支えてきたというロッテのメンツと韓国ロッテの社内的な混乱から、来季の球界参戦交渉は時間切れとなった。

 しかし、水面下では2020年シーズンからの参入を見据えて、丁々発止の動きが続いているというのだ。
「ご破算とはいかないのは、ZOZOのロッテ買収の橋渡しに読売グループの渡辺恒雄氏筋が関わっているからです。ホリエモンこと堀江貴文氏が前澤社長に紹介したそうで、長嶋さんも一枚噛んでいるのでしょう。もっとも、ミスターは純粋な気持ちで故郷を盛り上げようと願っているのですが」(スポーツ紙デスク)

 長嶋氏が気にかける人物がもう1人いる。同じ千葉県出身の「ミスタータイガース」掛布雅之氏(63)だ。

 今季限りで退任した金本知憲前監督の後任にOBの岡田彰布氏とともに最有力視されたが、結果は今季二軍監督だった矢野燿大氏が監督に昇格。掛布氏のショックは大きく、12月1日に大阪市内で開かれた阪神のOB会総会には、出席こそしたものの、球団首脳も参加した集合写真の撮影には加わらなかったという。
「長嶋氏は現役時代から掛布氏を常に気にかけており、監督時代には巨人の打撃コーチに何度か招こうとしたほどです。これが実らなかったため、心残りに…。そこに今回、ZOZOのロッテ買収の動きが起こり、ロッテの球団社長、あるいは監督として掛布氏を招いてもらおうと側面から支援しているのです。実は前澤社長もそれを願っている」(巨人OBの野球解説者)

 間もなく平成が幕を閉じ、新年とともに新時代のプロ野球が幕を開ける。とりわけ難しいのは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年以降の球界の舵取りだ。

「キーマンは前澤氏」
 球界の将来を気にかける御仁たちは、誰もがそう思い描いている。

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