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ブリリアントS(東京ダ2100m 9日) 藤川京子 オリンピアンナイトの巻き返しよ

 春の東京競馬もラス前。9日(土)のメーンはダートのオープン戦「ブリリアントS」(ダ2100m)が行われる。個性派ぞろいのハンデ戦とあり、どの馬からでも入れそうなムードだが、先週の安田記念を手堅く◎ダイワメジャーで射止めた藤川京子はダート7戦4勝の好成績を誇るオリンピアンナイトに自信の◎。切れ味鋭い末脚に熱視線を送っている。
 ブリリアントSは◎オリンピアンナイトが巻き返します。
 前々走のマーチSを熱発で取り消してから、山元トレセンに放牧へ。乗り運動はすぐに再開でき、東海Sを目標に進められてきましたが、その前走は10着に終わりました。でも、それで株を下げるようでしたら、配当的な妙味も含めて今回は絶好の狙い目となります。
 競馬には「熱発明けは走らない」という格言があります。現に馬体はプラス10kgと少し重めでの出走。さらにスタートが決まらず、行き脚つかずで後方からの競馬を余儀なくされ、リズムに乗れていない感じでした。鞍上の横山典騎手も、「レースに集中できていなかった」と言っていましたし、心配されたムラっ気も重ねて出てしまった格好です。
 いずれにしても完調手前だったのは明らかでしたし、器用な方ではないので小回りの中京コースも合わなかったように思います。今回は広い東京。金蹄Sでダ2100m2分10秒8の好時計勝ちがあるように自慢の切れ味勝負に持っていきたいところです。
 オープンでのメドも昇級戦の仁川S4着ですでに立っています。スローの流れを後方追走。先行馬が楽をしていたのであと一歩届かずでしたが、上がり3F36秒1で弾けた末脚は目を見張るものがありました。ここでも十分勝負になります。
 エンジンがかかりにくく、多少反応の悪さを見せても、ラスト1Fで驚異の末脚を発揮してくれるナイト。東京でしたらその脚が必ずや届くことでしょう。態勢万全で臨む今回、オープンを制してさらなる高みを目指します。

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