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立ち食いソバや居酒屋メニューも高騰! 財布を直撃する意外なデフレ脱却商品

 輸出産業や兜町は円安、バブル株に大はしゃぎだが、庶民生活にはジワジワと“値上げ地獄”が迫ってきている。中でも生活に直結するガソリン、灯油、電気代は軒並み値上げラッシュ。まさに天井知らずの勢いだ。
 経済記者がこう語る。
 「ガソリン代は、3月には1リッター160円に届く気配。原油高騰に加え、円安が値段をつり上げ続けている。また、原発が止まり火力発電に頼る中、それを動かす天然ガスも原油価格に連動して高騰。これが電気代を押し上げているのです」

 実際、東北電力は7月1日をメドに、家庭用で月額11.41%、企業向けで17.74%の値上げに踏み切る方針。ほかの電力会社もこれに準ずるのは確実なのだ。
 ただ、これは氷山の一角。庶民生活を圧迫する商品は、この他にも目白押しなのである。総合商社の関係者が言う。
 「たとえば、国が一括輸入する小麦は世界的な不作も重なり、買入価格が大幅増。民間小売業への売り渡し価格は、4月には10%アップになる。パンはもちろん、宅配ピザやハンバーガー、サラリーマンが昼時にかっこむ立ち食いソバや、パスタも影響を受けるのです」

 また、輸入牛肉、鶏肉、鮮魚などが軒並み値上げされることとなり、ランチ時や会社帰りのサラリーマンの財布を直撃。
 「牛丼は今後値上げされると見られている。『すき屋』を経営するゼンショーが昨年12月決算で30%減。『松屋』が67%減、『吉野家』も59%減と厳しくなっているからです。また、焼き肉弁当や空揚げ弁当も値上げされるはず。居酒屋メニューも右に同じで、焼き鳥や輸入物の刺身、果ては洋酒の輸入価格上昇で、最近流行りのハイボールも値上がりする可能性が高いのです」

 ちなみに『マクドナルド』は、一部店舗で試験的に100円マックを120円に、120円のチーズバーガーを150円にし、今後全国的な値上げも検討中とか。庶民は青息吐息の生活に追い込まれそうだ。

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