明け4歳世代のレベルの高さは、先週のドワイワールドカップを優勝した、ヴィクトワールピサが止めを刺す。
このレースにはトゥザグローリー、ビッグウィーク、ペルーサ、ローズキングダムの4頭がエントリーしてきた。勝ち馬はこの中から出る、と断言できる。
実績では繰り上がりとはいえジャパンC優勝のローズキングダムと、菊花賞馬ビッグウィークが双璧。ただ、両馬とも牡馬にしては小柄な部類で、酷量59キロはかなりの負担だろう。
また、ペルーサは約3か月間のブランクを抱え、状態は万全とはいえない。優勝の最短距離に立つのは、消去法で残ったトゥザグローリー。
GIタイトルこそないが、有馬記念でハナ・クビ差3着の実力は優にGIレベル。とりわけ、昨秋以降の充実ぶりは目を見張らせる。
距離適性の差が出たマイルCS7着(0秒5差)を除けば、前走の京都記念を勝ちを含め5戦3勝、2、3着各1回。勢いはライバル3頭を圧倒している。532キロと雄大な馬格に恵まれ、58キロの斤量に泣くこともないだろう。
阪神コースは2戦2勝と、これまた文句なし。期待できる。
◎1トゥザグローリー
○9ローズキングダム
▲4ビッグウィーク
△5ペルーサ
△6マイネルキッツ
阪神12R「中山牝馬ステークス」(芝1800メートル)
好走条件の整った、実力馬ブロードストリートの逆襲劇が決まる。
近走は7着、8着と不本意な結果に終わっているが敗因は明らか。前々走は不向きのマイル戦、そして前走は道悪馬場に殺されたもの。
秋華賞TR・ローズSをレコードで快勝したスピードは良馬場でこそ真価発揮される。そのローズSで、人気のヒカルアマランサス(16着)を歯牙にもかけなかったのだから実力を疑う余地はない。
調子、距離、コースと三拍子が揃い絶好の狙い目といえる。
◎11ブロードストリート
○10アプリコットフィズ
▲3ヒカルアマランサス
△2ダイワジャンヌ
△6ディアアレトゥーサ
阪神10R「コーラルステークス」(ダ1400メートル)
前走で小差2着と完全復活の兆しを見せた、ナムラタイタンに期待。とりわけ、ダ千四は〈6111〉と信頼度は高い。
◎8ナムラタイタン
○14スターボード
▲15インペリアルマーチ
△4ブライトアイザック
△12セイクリムズン
阪神9R「明石特別」(芝2000メートル)
昇級2戦目で小差2着と好走。ここに大きく望みをつないだ、エイシンサクセスが混戦に断を下す。
◎9エイシンサクセス
○7マイウエイ
▲10ベストアンサー
△6プティプランせス
△12ザバトルユージロー
小倉11R「由布院特別」(ダ1700メートル)
1戦ごとに地力強化の跡を示す、ダノントレビアンをイチ押し。小倉ダ千七は2戦2勝と負け知らずで、チャンスは大。
◎15ダノントレビアン
○10アースマリン
▲3サニーラブカフェ
△6ヘリオスシチー
△12ジョーメテオ
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。