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「納税者を舐めるな!」逃げ回る佐川国税庁長官に税務署大混乱は必至

 “安倍政権をかばった功労ポスト”と揶揄される国税庁長官の佐川宣寿氏がいまだ長官就任会見も開かずに逃げ回っていることから、2月の確定申告時の税務署での大混乱が懸念されている。

 佐川氏は理財局長当時、森友学園への土地売却について国会答弁で「記録が残っていない」「資料はすべて破棄した」との発言を繰り返し、昨年7月5日付で国税庁長官に就任したため国民の不信感は頂点に達した。
 「定例会見がない国税庁長官だけに、就任時が唯一の会見の場となる。慣例では着任後、2〜3週で開かれるものですが、佐川氏は責任追及を恐れ、いまだ行っていないのです」(政治部記者)

 これには自民党の石破茂元幹事長も、「地方で“税金を払いたくない”という人が出てきた。国税庁長官は“皆さん払ってください”という立場。納税者1人1人に向き合っているのか」と批判。
 「国税庁長官は任期1年が慣例のため、とにかく今年の7月まで乗り切ろうとしているのがミエミエ。しかも、佐川氏は日本税理士連合会発行の業界紙で、2度にわたってインタビューに応え、図々しくも抱負を述べているんです」(国税庁関係者)

 そこで佐川氏は、「納税者の皆様の理解と信頼を得て適正な申告・納税を確保していく」「納税者や税理士の皆様から信頼される組織運営を一層進めてまいりたい」などと語っている。
 「2月からの確定申告時期に向けてのメッセージとも取れるが、今の状態で“理解と信頼”など得られるわけがない。納税者の怒りは頂点に達してますよ」(税務署関係者)

 新年早々、立憲民主党の枝野幸男代表も、大手新聞社のインタビューに森友学園問題について、「国会でおかしな説明をしていた人が今、国税庁の長官をしている。これから確定申告だが、全国の税務署の職員は気の毒だ」と話している。
 「トップが捨ててはいけない書類を破棄してしまう税務署に、納税者に対して細かな書類に対しあれこれ文句をつける資格はない。確定申告時も、そのような声が上がることは必至。“佐川が長官なら税金は払いたくない!”という納税者も続出し、窓口は大混乱するのではないか」(前出・税務署関係者)

 “納税者を舐めるな”の大合唱が聞こえてくる。

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