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視察したスカウトの役職で球団の本気度がわかる! 2014年ドラフトで本当の目玉選手たち 大学・社会人編

 10月23日に迫ったプロ野球ドラフト会議。新聞紙上や専門紙上を賑わせている注目選手たちは、大会での実績や、50m走に球速や遠投能力などといった身体能力が評価されている。そういった注目度とは別に、今回は視察したスカウトの役職の高さや、球団数などから、独自に上位指名必至の“本当の目玉選手”を紹介。高校生編に続いて大学・社会人をピックアップ。
(大学・社会人)

●風張蓮(かざはり・れん=東農大北海道/投手・右投右打)
 4年前の伊保内高卒業時もドラフト候補に挙がったが、指名を見送られている。
 上岡良一楽天スカウトが「以前は直球にバラツキがあったけど、安定してきた」と成長にお墨付きを出しており、直接視察した中村勝広阪神GMは「上位指名候補」と言い切った。重い球質の直球を投げるが、縦のカーブにも特徴がある即戦力。

●野間峻祥(のま・たかよし=中部大学大/外野手・右投左打)
 巨人の外れ1位候補と伝えられる地方の雄。今夏に巨人二軍と行った交流試合で三塁打と二塁打を放ち、彗星の如く巨人の上位指名候補に現れた。
 俊足好打強肩と三拍子揃っていて、オリックスの糸井に似たタイプ。今年、大ブレークを果たした広島の菊池涼介を見出した松本奉文スカウトは「相手投手の左右に関係なく打てる」と、バットコントロールのよさを特に評価している。

●加藤貴之(かとう・たかゆき=新日鐵住金かずさマジック/投手・左投左打)
 鈴木葉留彦西武球団本部長が「上位候補」と言い切った即戦力左腕。
 苑田聡彦広島スカウト統括部長も「後ろがゆっくりで、腕が急にバッと出てくるから、タイミングが取りづらい」と語り、同じ大学生左腕で上位指名候補の戸根千明(日大)、佐野泰雄(平成国際大)よりも高い評価をしている球団がある。特に西武は地元出身の佐野を長く見てきただけに、加藤を指名するか、佐野を指名するか悩ましいだろう。

●江藤圭樹(えとう・よしき=セガサミー/二塁手・右投左打)
 今年は社会人、大学生に即戦力と称される内野手が多い。日本新薬の倉本寿彦がスピードプレーヤーなら、この江藤は一発長打が魅力のタイプた。永山勝ソフトバンクスカウト部長と諸積兼司ロッテスカウトは、早大二塁手の中村奨吾を買っているが、早くから江藤を見てきた岩井隆之日本ハムスカウトは、一貫して高い評価を続け、「ボールを待つ“間”がいい」と話す。日本文理大時代に大瀬良大地(現広島)を打ち込んだ実績が魅力的な選手だ。
(スポーツライター・美山和也)

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