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AR共和国杯 気になるアベコーの本命馬は!?

 4日(日)の東京競馬のメーンは「第45回AR共和国杯」(JpnII 芝2500m)。GIシリーズの挟間に行われるハンデ重賞とあり、メンバーは一長一短。流れひとつチャンスはどの馬にもありそうだ。そこで、アベコーこと阿部幸太郎が注目したのは、上昇一途の4歳馬アドマイヤジュピタだ。3歳時の骨折で出世は遅れているが、これまで芝では<4220>と底をまったく見せていない。遅れてきた大物が、待望の重賞ウイナーの仲間入りを果たす。
 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
 今週はGIレースの谷間にあって、東京ではAR共和国杯がメーン。芝2500mのハンデ戦とあって、常に波乱と背中合わせです。それゆえ、昨年の1番人気トウショウナイト、2番人気アイポッパーで1、2着は珍しい(過去10年で初めて)結果でした。それでも馬単が1820円。このレースほど人気馬の信頼性の薄い重賞は、あまり見当たりません。
 一昨年、2着したマーブルチーフ。14番人気ながら3番手から、しぶとく粘り込みました。4年前の7番人気アクティブバイオは、2番手追走からゴール前の叩き合いを制して優勝。7年前のマチカネキンノホシ、メジロロンザン、サンデーセイラのケースは、先行した3頭で決着。つまり、流れが大きく左右するレースでもあるのです。

 このことを踏まえて推理すると、どうしても◎はアドマイヤジュピタに動いてしまいます。というのも、人気のネヴァブションを筆頭に、ほとんどの馬が直線勝負の末脚温存型。となると、押し出されるように主導権を取るのがゴーウィズウィンドか、アドマイヤジュピタ。ともに2番手で折り合いがつくタイプ。まず2頭で競り合うことはないはずです。その後にトウショウナイト。このナイトは後続の人気馬の脚を計りながらの仕掛け。先行2頭には最高の形です。
 アドマイヤジュピタは約1年半の長期休養から夏の新潟でカムバックし、3戦2勝、2着1回。素晴らしい充実ぶり。なかでも、前走の鳴滝特別では逃げたキングオブウィナーの2番手を追走。直線楽々抜け出すと5馬身差の独走劇。この時のラスト3Fは33秒6。何とゴール前の2Fは10秒9→11秒2。破格の瞬発力で後続を突き放しているのです。これこそ重賞級の器であることの証し。それゆえ、前走・1000万条件を勝ったばかりの馬が、オールカマー4着のチェストウイングと同じ54kgは、資質の高さを見込まれたもの。強気に馬単勝負です。

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