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全国高速道路 知られざる100の秘密

 年末年始に高速道路を利用予定の読者必見!
 “どこまで走っても1000円ポッキリ”こそ終了したものの、ETCでの時間帯割引などを上手に活用すれば、自動車はまだまだ公共機関より安く済む。全国各地の事故多発ポイントや覆面パトカーの見分け方など、これさえしっかりと頭に入れておけば、思わぬトラブルも未然に防げること確実だ!

 今年7月、愛知県の伊勢湾岸道路で走行車線上に停止していた車に後続のトラックが激突。乳幼児ら3人が死亡する事故が起きたのは記憶に新しい。
 停止していた車は故障によりアクセルを踏んでも進まなくなり、そのまま本線上で事故に遭ってしまった…。想像しただけでも身震いのするケースだが、自分がこんな場面に出くわしたら、果たしてうまく事故を避けることができるだろうか?
 「平成24年に起きた高速道路上の事故で『追突』は約8000件にも上ります。その中で、車線に停止していた車に追突したケースが約6割、走行している車に追突したのが約4割です。いかに前者のケースが多いかがわかるでしょう。普段から十分に車間距離を取って走行することが、何より重要なのです」(前出・自動車雑誌ライター)

 ではもし、自分の車がトラブルで停車せざるを得ない状況になったら一体どうすればいいのだろうか?
 日本自動車連盟(JAF)では以下のように指導している。
○ハザードランプを点灯して路肩に寄せる
○発炎筒、三角表示板を車両後方に置く
○ガードレールの外側に避難する
○非常電話か携帯電話で救援依頼をする

 この中で特に大切なのは、降車時に“路肩側”から降りることだ。慌てて運転席側から降りると後続車に接触する可能性がある。そしてガードレールの外側に出たら、車よりも“後方”で待機することも重要。もし追突された場合に、車が自分の方向に向かってくるのを避けるためだ。
 また、車の流れが激しいときには発炎筒を無理に置きに行かず投げるなど、臨機応変に対応したい。運悪く他車と接触トラブルを起こしたときに「頭にきた!」と後続車に事故を知らせる措置を取らず、車線上で相手運転手と口論を起こす人もいる。これはさらなる追突事故を誘発することになり、実際、2次被害が出て実刑判決が言い渡されたケースもある。
 事故直後は頭が真っ白になって冷静な判断が下せなくなる可能性もある。いざというときのために、迅速な行動が取れるように心掛けたいものだ。

 もうひとつ、忘れがちなのが三角表示板と発煙筒の所持。発煙筒は知らぬ間に使用期限が過ぎていることもあるので、今一度確認しよう。

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