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【キャバ嬢食い男の物語】少ない投資額で食うには郊外のキャバ嬢が狙い目

 200万円だの500万円だの、そんな夢見たいな金額を払わないと女は抱けない? そんなことはありません。世の中は需要と供給。供給してくれる“楽園”は必ず存在するのです。その楽園の大切なポイントは「地方郊外」です。

 土地代などが高い都心ではなく給料なども安い郊外なら、キャバ嬢の心を掴むのも低価格で済むわけです。
 「僕は中央線の八王子に住んでいます。職場は渋谷で通勤に1時間以上かかるから、もっぱら飲むのは地元の八王子です」
 今年で入社3年目の高橋充さん(仮名・28歳)。学生時代は飲み系サークルで盛り上げ役をやっていたタイプ。お店でも、逆にキャバ嬢を盛り上げてしまう凄腕だ。
 「会社に入ってからは学生時代ほど都心で飲む機会も減り、もっぱら地元。でも地元もこんなに楽しいんだって感じでしたね。わざわざ都心まで出て、小洒落たお店で合コンしたところで、やっぱり1万円以上は必要でしょ。だったら地元でも一緒だから…」
 高橋さんが行くお店は、大抵お客が入っていないようなところ。女の子が何人か待機しているだけで、全く盛り上がっていないのが狙い目だという。
 「こっちのこのバイト代は、時給1500円がいいところ。他の飲食のバイトとそんなに変わりませんよ。ただ目的はお金だけじゃなくて出会いもっていう子が結構多いんです。とくに地方から来た子なんかは…。だからお店に行って楽しませてあげれば、お股を開かせるくらい簡単ですよ」

 キャバクラ代は1時間3000円前後が相場。女の子に1、2杯飲ませても2000円くらい。高橋さんは3、4回同じお店に行き、めぼしい女の子何人かと話した段階で1人に狙いを定める。ここまで来ると、キャバ嬢たちも誰が先に電話番号を聞かれるか気になっているから、教えてって言えば大抵はモノにできるらしい…。
 「ケータイの番号を聞いて外であったとしても、そのままお店に行こうなんていう子はほとんどいませんよ。カラオケ行って飯食って、気が合えばそのままホテルに直行です」
 八王子在住の高橋さんの上司も何度かおいしい思いをしたらしい。その上司は47歳。決して話が面白いわけでもないが、お金目当ての女の子にはモテモテ。高橋さんが横で盛り上がっている間、上司は「お小遣いあげるから」とひたすら話をする。5人に1人は3万円程度で遊ばせてくれるらしい。
 「都心のキャバ嬢に比べたら庶民的な女の子ばっかりだけど、普通に友だちになったりする感覚ですよ。逆にお金で解決するにしても、何万円ってポンと出すお客も少ないから効果てきめんです。会社の同僚は僕のことを羨ましく思っていますね」
 お店に4、5回。カラオケ代や飯代などを含めてもかかったお金は6万円程度。八王子のキャバクラ完全制覇を狙う高橋さんが輝いて見える。

*写真は本文とは関係ありません
【写真提供】新宿レジェンド

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