同作は2004年4月に出版され、文庫版は07年発売。05年の本格ミステリベスト10で6位に入り、「必ず2度読みたくなる」と評判だった作品だ。
有田が番組で紹介した翌日から売上が伸び、3月17日付オリコン文庫ランキングで100位圏外から8位に急上昇した。
「有田は最初に読み終えたときは“なんじゃこれ”と本を投げ捨てたけど、何か引っかかるものがあって、読み返してみると“エーッ、ウソでしょ”と衝撃を受けたとか。“最高傑作のミステリー”と絶賛する有田の説明ぶりが非常に興味をそそられるもので、多くの人が読もうと思ったのも無理はありません」(芸能ライター)
番組中、有田はある編集者からこの本を勧められたと話していたが、意外にもここに“異議”を唱えたのが、ふかわりょう(39)。
「ふかわが自身のラジオ番組で、『このアイドルは僕が育てたというプロデューサーみたいなことは言いたくないけど』と前置きしたうえで、『有田さんに勧めたの僕だから!』と少し自慢げに話していました。『内P』(テレ朝系)か何かの際、直接勧めて、後日、有田が『ふかわ、あれすごいな』と言ってきたそうです」(同)
かつて同作の帯にコメントを寄せたふかわだけに、一種の自負心があったのだろうが、いずれにせよ、有田の訴求力のすごさも衝撃的。今後も芸人オススメ本が売れる現象が続くかもしれない。