で荻窪の本家へ。行列はしていないものの、店内はほぼ満席、右手カウンター8席に、4人席のテーブルが3卓。相席は当たり前なのでテーブルにお邪魔した。
「チャーシューつけそばと焼売ください」
チャーシュー入りつけそばは、丸長系に見られる小ささめなつけ汁のお椀、焦がし唐辛子が散りばめられ、これがアクセント、そこにタップリの焼豚。つけ汁の酸味は緩やかで、ほどほどの旨味、仄かな甘味、ややウェーブのある中太麺はモチモチでツルツル。
「旨いな〜」
「しゅうまい」は、昭和のテイスト、肉というよりは小麦や片栗粉などがたっぷり、こりゃ練り物だね。この手の焼売があるのは、浅草の「来集軒」や、店名は忘れたけど東銀座「歌舞伎座」近くにあった中華の焼売もこんな感じだった。初めての人は焼売と思って食べると腹が立つが、これはそういうものだと認識しなきゃいけない。
いずれにしても、穏やかに美味しいね。
〈店舗データ〉
【住所】東京都杉並区荻窪4-31-12 電話03-3391-7518
【営業】11時過ぎ頃〜15時
【休日】水・第3日
【アクセス】JR中央線・地下鉄丸の内線「荻窪駅」南口から徒歩2分