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60歳元妻をハサミでメッタ刺し、元夫の部屋には定期的に訪問 悲惨さにネット上では悲鳴

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画像はイメージです

 4日深夜、徳島市内の集合住宅で60歳・無職の女性がハサミで刺されて死亡。警察は現場にいた56歳・無職の男を殺人容疑で逮捕したと発表した。

 報道によると、4日午後11時半頃に2人の息子から「母親が刺された」と警察に通報が入った。現場に駆け付けた警官が血を流してあおむけに倒れている女性を発見し、間もなく死亡が確認された。付近の床には血の付いたハサミが転がり、返り血を浴びたと思われる服を着た男が座っていた。「ハサミで刺した」と供述したため警察は緊急逮捕したという。

 男は女性の元夫。2人は集合住宅の別の棟に住んでおり、事件は元夫の部屋で起こった。息子の話では離婚後も女性は男の部屋を定期的に訪れていたそう。亡くなった女性には背中などに複数の傷があったという。警察は事件の経緯を詳しく調べている。

 この事件にネット上には、「男に情けをかけると調子に乗る。突き放すなら徹底的にしないと女の予想を超えた暴挙に出る」「ハサミでメッタ刺しって怖い…夫婦ってなんだろうね。近い将来結婚した人は負け組の時代がやってくる気がする」「離婚しても同じマンションに住んでるところからして、どちらかが所有するマンションで家賃収入のトラブルがあったのかもな」などと投稿した。男女間の違いや夫婦になる意味を問いつつ、事件の動機を想像している。

 では過去に元夫婦間で起こった殺害事件には、どういう事情があったのだろうか。2010年10月、東京都足立区の美容師の女性(当時68歳)が自宅兼店舗で殺害された事件で、警察は事件直後に自殺した元夫(当時62歳)を殺人容疑で容疑者死亡のまま書類送検した。女性は結婚してから約1年で離婚し元夫と別居していたが、金銭をめぐりトラブルになり、殺害に至ったとみられている。また今年8月、青森県三沢市では、同じ職場の同僚である45歳の男が32歳の元妻を殺害する事件が起こった。同年7月下旬に元妻が「インターネットの掲示板で誹謗中傷を受けている」と元夫の名前を挙げて警察に相談していたが殺害に至ってしまったという。男は事件後に自分の首や腹を切り、近くの建物2階から飛び降りて入院。退院後に逮捕された。

 徳島の事件の動機は明らかとなっていないが、元夫婦という立場でありながら「経済的な事情でつながっている」、または、「職場などで会わざるを得ない」状況でトラブルになる傾向は強いようだ。

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