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中日 松坂大輔が開幕カード広島戦で“火だるま”不安材料

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提供:週刊実話

 “鬼門”は通過した。とはいえ、「平成の怪物」は今季、復活ではなく、やはり一発屋の客寄せ花火で終わってしまうかもしれない。
 「松坂大輔(37)の初の実戦登板は、2月26日。格下の韓国チーム相手とはいえ、1回無失点2奪三振と結果を出しました。でも、正念場はこれからです」(担当記者)

 チーム関係者によれば、実戦登板は3月上旬の予定だった。松坂が「キャンプの打ち上げ前に投げたい」と言い出し、先の韓国・ハンファ戦に繰り上がったのだ。「試合前日の25日、当初、調整登板が予定されていた他投手の日程を変更しました」(同)という。
 「森繁和監督(63)がワガママを聞き入れたのは、他の先発候補投手に自信を持つからです。ジー、ガルシアの両外国人投手がいい。小笠原慎之介、柳裕也、笠原祥太郎、鈴木翔太ら若手も力をつけてきたし、ここに中継ぎから転向した又吉克樹や大野雄大、ベテランの吉見一起、山井大介が控えているんですから」(同)

 確かに先発投手の頭数は揃った。森監督は一部メディアの取材で「松坂は1カ月に1回の登板だって構わない」と答えていたが、聞きようによっては、「戦力として、アテにはしていない」ということになる。
 「今後のオープン戦で試されるのは、投手としての回復力です。松坂に限らず、先発ローテーション入りする投手は今後、ほぼ等間隔で投げてきます。短いイニングなら中4日、4、5イニングなら中6日。その間隔で松坂が投げることができたら、本当の意味での復活と言えます」(同)

 ハンファ戦に投げてきたのは「3月3日を避けた」との見方もある。去年の同日、松坂は投げているのだ。そして、次登板の日程も決まっていたが、右肩の故障を訴え、そのままソフトバンクを追われることになった。3日は“鬼門”なのだ。
 「ハンファ戦後、右肩を休ませていましたが、ブルペン投球をやる、やらないは、松坂の自己申告です。4日の楽天戦(2失点)で2回を投げたので、中5日から6日をメドにし、3月中旬には1イニングではなく3イニングは投げることになりそう。でないと、松坂の右肩は先発で投げるだけのスタミナが養われません」(同)

 今後、右肩が等間隔で休養・回復できるかどうかが問われる。同時に、イニングをまたいで、先発投手としての責任イニングを投げることができるかどうかで、評価が決まるようだ。
 「今の松坂は投げられるまでに回復しただけ。左肩の開きが早く、下半身に体重がしっかり乗っていません。左肩の開きが早いということは、球種が丸見えなんです」(他球団スコアラー)

 オープン戦は相手の新加入選手のデータを集めるため、真剣勝負はしない。好投したとしても、疑って見なければならないわけだ。
 仮に等間隔を守りきれた場合、松坂は開幕カードの広島戦に投げてくる。球種が丸見えなら、広島打線の餌食にされるだけ。一度先発してお終いの「一発屋」で終わってほしくないが…。

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