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鹿児島県日置市殺人事件 38歳容疑者と被害者の不可思議な相関関係

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提供:週刊実話

 現代版“八つ墓村”か? なぜ殺さなくてはいけなかったのか、容疑者の動機と被害者の相関関係がややこしい。鹿児島県日置市の民家で4月6日、男女3人の遺体が発見され、8日に近くの雑木林から男女2人の遺体が発見された事件は、いまだ地元を震撼させている。

 7日、殺害された5人のうちの1人である後藤広幸さん(47)に対する殺人の疑いで逮捕されたのは、民家近くのアパートに住む無職、岩倉知広容疑者(38)。この時点で、現場となった民家に住む岩倉容疑者の祖母・岩倉久子さん(89)と、父親で久子さんの次男のAさん(68)が行方不明に、さらに後藤さんとともに久子さんの長男の妻・岩倉孝子さん(69)と、孝子さんの姉の坂口訓子さん(72)の遺体も、民家で発見されていた。
 「6日昼ごろ、Aさんの勤務先から長男の元に『Aさんが数日前から出勤せず連絡も取れない』と連絡が入り、長男は孝子さんと坂口さんに様子を見に行くように頼んだ。しかし、その後の連絡がないため、岩倉容疑者と同じアパートに住む知人だった後藤さんにも民家へ行くように依頼したのですが、後藤さんとも連絡がつかなくなった。そこで長男は日置署に通報、署員が駆けつけると、孝子さんと坂口さんは息絶え、後藤さんも心肺停止の状態だったのです」(全国紙社会部記者)

 同日夜には、捜査員が日置市内で岩倉容疑者を発見し逮捕、8日に本人の「祖母と父も殺して遺体を車で運び、近所に捨てた」との供述通り、民家から約400メートルの雑木林の土中から2人遺体が発見されたのだった。
 「久子さんは市内で開業医をしていた夫と死別し、その遺産で生活していました。そこへ10年ほど前、離婚した次男のAさんが帰って来て、一緒に住み始めた。次男はマメな性格で、食事や掃除、洗濯までこなし、仲のいい親子というイメージでしたよ」(近隣住民)

 その様子が一変したのは、Aさんと離婚した母親と暮らしていた岩倉容疑者が転がり込んできてから。
 「5年ほど前から同居するようになった知広は、働く様子もなく完全に父親とお婆ちゃんに依存していた。高校時代から暴力沙汰の騒動を起こしていましたが、母親と離れてさらに狂暴化したようです。そこでお婆ちゃん所有のアパートで一人暮らしをさせるようになったのですが、それでもお婆ちゃんは知広を恐れ、土地の権利証などを常に持ち歩いていたといいます」(岩倉家を知る人物)

 用意周到な計画ではあるまい。サスペンスドラマじゃあるまいし、いとも簡単に次から次へと様子確認に行った者が殺害に遭うものだろうか。前代未聞の殺人事件、その背景と容疑者の心理が明らかにされる日を待つしかない。

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