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日高信子〜夕張市保険金殺人事件

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提供:週刊実話

 夕張市で炭鉱作業員をあっせんする会社を経営していた社長(当時41歳)と妻の日高信子(38歳)による保険金殺人。

 1981年10月、北炭夕張炭鉱で93人が犠牲となる大事故が起き、会社でも従業員7人が亡くなった。すると生命保険金として1億3000万円が転がり込んできたことで、夫婦は豹変。自宅を新築したり、海外旅行に出かけたり、高級外車を購入したりと贅沢三昧。保険金をわずか2年足らずで使い果たし、その後は借金が増える一方だった。

 すると、夫婦は再び保険金を手にしようと計画。従業員の男(27歳)に「分け前を500万円やるから」とそそのかして、保険をかけた自社の従業員宿舎に放火させた。5月5日、宿舎は全焼し、社員とその家族ら6人が焼死。そして日高夫婦は、建物と従業員の保険金、合計1億3801万円を手に入れた。

 ところが実行犯の男は、夫婦が75万円しかくれなかったことなどから警察に通報。8月19日に夫婦は逮捕された。

 1987年3月9日、札幌地裁は日高夫婦に死刑を言い渡した。実行犯の男は無期懲役。そして97年8月1日、札幌拘置支所で日高夫婦の死刑が執行された。

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