在阪の風俗ライターがこう語る。
「格安のラブホは今では市内に大増殖。梅田や難波、十三などに4000円から宿泊できるところが溢れている。こうしたラブホは、どこもこぢんまりとした部屋ながら、清潔感に溢れており、若いカップルや不倫中の中高年にも大人気。最近では終電を逃したサラリーマンたちが、一人で宿泊することも少なくないのです」
ちなみに、この手のラブホテルはサラリーマンの取り込みにも余念がない様子。宿泊時間は20時から翌12時までと一般的だが、いつでも外出自由で、ビジネスホテルと同じ形式をとっているという。
そのため、最近では遠方からの出張族が利用するケースも増えているが、目を見張るのは加速化するその価格破壊ぶりなのだ。
地元・十三の黒服が言う。
「十三には『サンパチ』というラブホテルがあるが、ここは屋号通り、平日ならどの部屋でも宿泊料金が3800円。ただ、驚きなのはそのうちの1部屋が、なんと380円で宿泊できるのです。価格破壊もここに極まれりと、利用客や地元ではちょっとした評判になっている。たぶん大阪中では最安値といえるでしょう」
もっとも、ラブホテルがこぞってこうした激安商戦を繰り広げ始めたのには、それなりの理由があるともいわれているのだ。
「こうした激安店の多くは、以前はデリヘル用のホテルとして60分2000円〜3000円の休憩代を取っていたところが多いのです。ただ、これだけでは経営的にも厳しい。その対策として、新たにサラリーマンの取り込みを始めたというわけなのです」
企業努力の賜物かも。