アタシが尊敬するドラマライターのお姉さまが週刊誌で、「平成に蘇ったトミーとマツ」と評したこのドラマ。なるほど、不気味な黒マントを着たホラー少女のスナコちゃん(大政絢)が恭平(亀梨和也・KAT-TUN)から「ドブスのスナコ!」とか罵られると、コンプレックスが爆発して急にパワー全開になっちゃうところが、「オトコオンナのトミコー!」って松崎しげるに言われて強くなっちゃう国広富之に似てるといえば似てる。でも、チャッピー全然気がつかなかった。30年くらい前のドラマを思い出すなんて、お姉さまお歳がバレてしまってよ。
「ごくせん第2シリーズ」、「野ブタ。をプロデュース」「たったひとつの恋」「1ポンドの福音」「神の雫」と、ずっと日本テレビの連続ドラマに出続けている亀梨和也。しかし「野ブタ。をプロデュース」以降、ピンで主役を張るとなぜか視聴率が悪く総ハズシ。全部見ているチャッピーはそれなりにどれも面白いと思うんだけど、細目の彼は印象が薄く、マンガ原作モノは合わないかも…。今回は少女マンガだから実は主役じゃないので(真の主人公はスナコ)いいんだけど。裏番組に「ポニョ」、「ルパン」と、立て続けにテレビ初登場のアニメをぶつけてくる日テレが怖いわ。どうしても他局の亀ちゃんドラマを潰したいのかしら。今週はとうとう「何度目だ、ナウシカ!」の「風の谷のナウシカ」をやるって。
ひ弱な男の子・雪之丞の手越祐也(NEWS)、モテメン・武長の内博貴(ジャニーズJr.)のジャニーズ勢はアリとして、バレエの宮尾俊太郎とか、こども店長とか、いまいち「頼りどころ」がやっつけ!?。でも、けっこうマトを得ていてスナコが「レディーになる事って、エステに行く事なんですか?」とか、心にひっかかるセリフもちらほら。ガチャついているけど分かりやすいストーリーよ。それから和服の大政がとてもキレイなの。みんなに言っとくけど日本の「ヤマトナデシコ」は決してキョンキョンみたいな女性じゃないから!(チャッピー)