たとえば、中居正広。得意の司会業では、“紅白歌合戦”で1997年に弱冠25歳で抜擢されて以来、アナウンサーを抜いて最多6度の記録を保持している。そんな中居に多大な影響を与えた大物は、3人。ダウンタウン・松本人志。笑福亭鶴瓶。とんねるず・石橋貴明だ。
松本とは、ドラマ『伝説の教師』(日本テレビ系)でW主演を務めた。鶴瓶とは、『ザ!世界仰天ニュース』(日テレ系)で同じくWで司会を務め、開始15年を超えた長寿番組となった。石橋とは、TBS系歌番組『うたばん』、リニューアルされた『ミュージックアワー』で、やはりWで司会をした。これらを並べてわかるとおり、中居は共演者に恵まれ、奥義を吸収して、司会者として立派に独り立ちした。
木村拓哉と家を行き来する仲なのは、明石家さんま。司会、ロケもこなす年1特番『さんタク』(フジテレビ系)はすでに10年を超えているが、プライベートでも仲がいい。さんまが、木村の出演ドラマをさりげなくチェックしたり、大量にもらった食材を木村宅に届けたり。木村も、さんまが好きなブランドを見つけると購入しては、サプライズでプレゼントすることが珍しくない。
草なぎ剛が慕っているのは、タモリ。『笑っていいとも!』(フジ系)でタモリの優しさにふれて以来、正月はタモリ宅で過ごす。今年は稲垣吾郎と、その絶品手作り料理に舌鼓を打った。
香取慎吾も草なぎと同じく、芸能界で友達を作るタイプではないものの、初の冠番組『香取慎吾の特上!天声慎吾』(日テレ系)でパートナーを務めたキャイ〜ンには、珍しく心を開ける。包容力たっぷりの天野ひろゆき、裏表がないウド鈴木は、心に闇を抱えた香取を、温かく包みこむようだ。
“謎の会社経営者・ヒロくん”との半同棲をカミングアウトした稲垣吾郎。彼のタレント交遊はあまり聞こえてこないが、誰とでも付きあえる性格のため、かつては、中居が地元の友人と飲んでいる席に、ひとりで出席。芸能人ぶることなく、ヤンキーたちと歓談していたという。
共演回数を重ねているため、芸人とジャニーズアイドルは仲がいい。今後も、調査を続けていこう。(伊藤由華)