この快挙に、日本企業も強い関心を示し始めた。
「大坂は今シーズン、新しいコーチを迎えました。ドイツ人のバイン氏はトップ選手を教えてきた名伯楽であり、熱血漢でもある。体力強化のトレーニングパートナーもアメリカから迎え、日本人のトレーナーも帯同するようになりました。“チームナオミ”はコーチ間の連携もよく、和気あいあいとやっていましたよ」(専門誌記者)
これまで、大坂は自身のための専属チームを持ったことがなかった。トップ選手のほとんどは、幼少期から本格的な練習を行うエリートアカデミーの出身。だが、大坂のテニスの師匠は実父。公園の壁打ちや公営コートで頑張ってきた庶民派で、日本企業が関心を寄せた理由も、こうした“雑草人生”にあるようだ。
「さほど大口ではありませんが、大坂にもすでに何社かの協賛企業が付いています。その中には錦織圭と重複する企業もある。CM契約で大儲けしているのは錦織の方ですが、彼は手首の故障から完全に立ち直っていません。露出度も減っており、中には“大坂メーン”にいったん切り換えようという動きもあるそうです」(芸能記者)
庶民派娘のサクセスストーリーは、企業側にとっても購買層の拡大につながるはずだ。新たな協賛企業も名乗り出てくるかもしれない。このまま大坂が勝ち進めば、エリート上がりの錦織を追い抜き、新CM女王に君臨する可能性もある。
「優勝スピーチで噛んでしまったように、大坂は飾らない性格。控え室では冗談も言うし、トップ選手にも気さくに話しかけています」(前出・専門誌記者)
コート外でも快進撃がしばらくは続く?