search
とじる
トップ > レジャー > 天皇賞・春(GI 京都芝3200m 4日) 関西本紙・谷口はメイショウサムソン◎

天皇賞・春(GI 京都芝3200m 4日) 関西本紙・谷口はメイショウサムソン◎

 新緑まぶしい淀3200mのステイヤー決戦。息をこらして見守る2度の坂の上り下りに、鞍上鞍下のあうんの呼吸など、数あるGIのなかでも最も駆け引きの妙がある天皇賞・春は記者が一番、胸おどらせる大好きなレースなのだが、今年は好みの馬が見当たらず、何とも憂うつな気分。

 結局、◎に落ち着いたのは、“平成の盾男”の異名をとる天才、武豊が操るメイショウサムソン。
 昨秋は初戦の天皇賞を完勝しながらも、ジャパンCは3着、有馬記念ではまさかの8着に惨敗と、尻すぼみの結末。そして、捲土重来を期した2008年の始動レース・大阪杯でも直線エンストをおこして腰砕けの6着に沈む体たらく。さすがに、燃え尽きた?の見方も出ておかしくないが、指揮官・高橋成師は「昨秋は天皇賞で馬ができすぎてしまって、最後の有馬まで体力がもたなかった感じだった。今年の大阪杯はドバイ遠征が馬インフルエンザ騒動の余波で流動的になり、締めたり緩めたりと、気持ちで走るこの馬にとっては影響が大きかった」と前3戦を分析。「今度は変わる」と反発する。
 「毛ヅヤ、馬体の張り、どれをとっても、あくまでTR仕様だった大阪杯とは仕上がりが違う。長丁場はジョッキーの腕がモノをいうが、豊君なら何も心配いらないからね。それに、サムソン自身もキッチリ乗り手の指示に対応できる柔軟性を持っている馬だから」
 その武豊騎手は「前走は二千のスペシャリストぞろいで、変な流れになった」と、大阪杯の敗因を不向きなペースに求めたが、今回は高らかに逃げ宣言するホクトスルタンに、アドマイヤメインが前。それをマークするアサクサキングス、アドマイヤジュピタと、隊列はすんなり。ならば、平成の盾男がスパートの機を誤るはずはない。
 実力ナンバーワンは自他ともに認めるところ。01年、テイエムオペラオー以来、史上2頭目の3期連続、盾獲りの快挙は目前だ。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ