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作中モデルにした先輩芸人も カラテカ矢部、手塚治虫文化賞受賞贈呈式に出席

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カラテカ矢部

 漫画『大家さんと僕』で、第22回手塚治虫文化賞の短編賞を受賞したカラテカの矢部太郎が、7日、都内で行われた贈呈式に出席。受賞の感想を求められ、「漫画の神様の賞をいただいて大変光栄です」と話して笑顔を見せた。

 会場には、漫画の中でモデルにしたというお笑い芸人のほんこん、板尾創路、石田靖、俳優の木下ほうかもかけつけ、矢部の受賞を祝福。ほんこんが「すごいことだと思いますよ。もう矢部先生でしょ」と話すと、板尾も「栄誉ですよね。なかなかもらえるもんじゃないですから。こういう漫画を描きだした時にいい企画だなと思いましたが、正直ここまで行くとは思っていませんでした」と後輩を祝福。

 矢部は「こんなに嬉しい気持ちになることがあるんだっていうくらい嬉しかった。漫画のモデルにさせていただいた先輩にも応援に来ていただいて……」と先輩たちを前に恐縮しきりで、これからの目標を聞かれると、「結婚したいです。これを機にいい方がいたら」とにっこり。相手の条件については、本作のモデルにもなった大家さんとの相性が大事だと述べ、「大家さんと面談していただいて大家さんに許可をもらった方」と嬉しそうな表情。

 今後は「お笑いよりも漫画の方へいくのでは」との問いには、「お笑いやめることはないです。お笑いやっていたから描けたんです」ときっぱり。「鉄拳さんにもほめてもらった」といい、鉄拳が「僕に映画監督の才能があったら映画化したい」と話していたというエピソードなどをにこやかに紹介していた。

(取材・文:名鹿祥史)

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