新聞報道によると、愛染ら3人は千葉県野田市にある姪の自宅で、20日午後4時ごろから約4時間にわたり、姪の頭をハンガーで殴るなどして全身に約2週間のけがを負わせた。すきを見て逃げ出した姪はコンビニエンスストアで客に助けを求め、同署に保護された。愛染らは「14歳なのに大人と交際していたので、しつけのために殴った」と容疑を認めているとある。また、この“大人”を姪に寝取られた愛染による“報復”との報道も一部にあった。
つまり、愛染らは姪のだらしない男女関係をいさめ、付き合っている男と別れさせるために暴力を振るい、それに耐えきれなくなった姪は助けを求めてコンビニに駆け込んだことになる。しかし、これらはあくまで警察発表をもとにしたものだ。
「犯行現場に愛染がいなかった可能性もあります」
そう語るのは、愛染のごく近いところにいる男性である。
「父親と祖母は22日に逮捕されたのですが、愛染だけが23日深夜に出頭し、署内で逮捕されたのです。以来、彼女は接見禁止状態なので、本人に犯行現場にいたことの確認すらできません」
この事件、不可解なポイントが3つある。1つ目は“男”の存在。2つ目は、なぜ逮捕状が請求され、実際に逮捕されなければならなかったのか。この姪は殺されたわけでも瀕死の重傷を負って入院しているわけでもなく、被害届すら出していない。3つ目は、そもそもこの事件には立件できるだけの事実が存在するのか、ということだ。