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マラソン日本記録保持者の大迫傑が陸連に選考基準の明確化を要求! 波紋を呼ぶ

 男子マラソン日本記録保持者の大迫傑が、4月23日に投稿したツイッターの内容が話題になっている。大迫はトラックでの日本選手権出場を“却下”されたと投稿。

《日本選手権、[本連盟強化委員が特に推薦する本連盟登録競技者]という枠で出場しようと試みましたが、叶いませんでした.....。陸連強化委員からの[大迫くんが日本選手権でいい走りをするとそれに負けた選手のランキングが下がり、不平不満が出るから]という理由でした。すごい理由だな。笑笑》

 とツイートした。大迫は続けて投稿し、
《考えられる建前は、ランキング制が適応されたので公正を期したい。だと思いますが、そう考えると矛盾が多々あります。1)なぜこの様な項目を入れたのか→おそらく強化委員所属チームのお気に入りの選手を出場させたいから。2)北京世界陸上の年の日本選手権10000m , 特定の選手をペースメークする為に外国人選手の出場を認めたが、それは公正を期していると言えるのか。》

 などと、却下された理由を推測しつつ、その上で、
《以前から強化委員所属チームの選手が陸連合宿に優先参加出来たり、陸連計画の遠征に参加出来たりと色々ありましたが、そろそろ陸連を私物化するのはやめた方がいいと思う。》

 と、陸連を批判した。さらに、
《もしランキング制が採用されて日本選手権参加基準に矛盾が生じてしまうのであれば、変更すれば良いだけ。変更しなかったという事はその必要が無かったと陸連が判断したと思ったので、今回出場申請した次第でした。どういう選手が推薦出場に値するのかちゃんと明記して欲しいですね》
 と苦言を呈した。

 その後も大迫のツイートは止まらず、
《こう言う後出しジャンケンで、もやっと煙に巻くのは辞めてもらいたい。僕らはそのメールを断られた際ではなく、僕がツイートして問題になった時に担当者に送られてきました。》

 と陸連の対応をけん制。そして大迫は自らの現状について、
《僕がこの問題を提起している事で、それなら日本選手権前に10000を走れば良い、と思ってる人も多いでしょうしかし短期間で2レース走る事は東京マラソンからトラックに移行する中でリスクが大きく、負担になると判断しました。特に今回は9月にMGCもあり、そのリスクが特に大きいと感じた為申請しました》
《標準記録を突破せず参加を試みた これが僕の選択で却下された場合は別の方法でトラックにしばらく重点を置く事を考えていました。ではなぜツイートしたかと言うと、理解し難い却下理由と規定•選考の不透明さを以前から感じていた為です。明記できない規定は外すべきではないでしょうか。》
 と、厳しいことを説明している。

 大迫の投稿についてネットからは、
《同じ陸上やってる者として本当に許せません 大迫選手応援してます!》
《陸連は自分たちが正しいことをしてると印象操作してますね 大迫選手を応援します》
《癒着、コネ、馴れ合い。。どんな社会にもありますね。大迫の勇気が風穴を開けますように。応援しています。》
《発言力のある方が問題提起をしないと変わらない。大迫さんの考えを明らかにしてくれてありがとうございます!支持します!》

 などと応援の声ばかり。陸連は河野匡長距離・マラソンディレクターがカタールでNHKの取材に応じ、大迫が訴えた推薦基準の明確化について難しいという考えを示した。

 国際陸上連盟は来年の東京オリンピックについては大会に出場する選手のうち50%は参加標準記録を満たした選手、残りの50%は来年7月1日に国際陸連が発表する世界ランキングで上位に入っている選手にするとしている。

 この制度では、日本選手権もポイント付与の対象となっていて大会の順位が世界ランキングに影響するため、選手に大きく影響を及ぼす。果たして陸連は大迫の苦言に何とか答えるのだろうか?

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