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韓国在住の日本人ユーチューバー、韓国のいちごを紹介して炎上「日韓の情勢に疎すぎ」の指摘殺到

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とぎもちセカンドの公式チャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCa8wiOHbH6jskgnizFlO5Qg

 韓国に在住している日本人ユーチューバー「とぎもち」がアップした動画が波紋を呼んでいる。

 チャンネル登録者数68万人以上を誇る人気ユーチューバーである「とぎもち」。韓国の食べ物や文化、スポットなどを紹介し、韓国ファンの間でも人気を博している。そんな「とぎもち」だが、12日にサブチャンネルの中で、韓国の巨大いちご「キングスベリー」を紹介する動画をアップ。その中で、「とぎもち」は「今日は韓国のコンビニで買ってきた『キングスベリー』を食べたいと思います」と巨大ないちごを紹介。動画の中で「とぎもち」は大きさを紹介したあとに試食し、「是非買ってみてください」とコメントしていた。

 しかし、いちごをめぐっては、90年代初頭に日本のいちご農家と韓国の農業研究者の間で結ばれた5年間の「個人栽培」契約が無断で破られ、韓国内で日本のいちごの不当栽培が横行。一時は韓国内のシェアの80%以上になったことも。また、韓国産いちご「雪香(ソルヒャン)」が開発されたものの、そのいちごが日本のいちご品種を掛け合わせて作られたことが判明し、大きな問題に。農林水産省は、韓国産イチゴの9割以上は日本の品種を交配して生産されたものとし、その損失額が5年間で最大220億円分とも発表していた。

 今回もこうした経緯や、「キングスベリー」も日本の品種・章姫(あきひめ)と育成系統(NS001309)が交配組合せしたものということもあって、この動画に対して、「日本向けにやってるならこの動画見て不快な思いする日本人がどれだけいるか考えてほしい」「いくらなんでも日韓の情勢に疎すぎる」「炎上狙いだとしたら悪質だし、知らないならなおさら深刻」といった批判の声が殺到。低評価が高評価を上回る事態になり、14日には動画が削除された。

 その後、「とぎもち」は15日になり、サブチャンネルのコミュニティを更新し、「いちごの動画の件で嫌な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪。その上で、純粋に「巨大いちごを紹介したい」という気持ちで動画をアップしたと釈明したものの、「しかしそれが、私の知識や情報不足で今起こっている問題と重なってしまい嫌な気持ちになってしまった方が多かったのも事実で本当に申し訳なく思います」とつづった。また、今後については「正直に話すと、動画では日韓の事情抜きでやっていきたいところが素直な気持ちです」と言い、「でも、やはり視聴者さんが沢山増えて1つ1つ責任を持って動画をあげる必要も出てきたので、セカンドチャンネルだとしてももう少し配慮が必要だなと思いました」と記していた。

 これに対しても「心無いコメントに負けないで頑張ってください。応援してます」「日韓の問題は大昔からのことですし、一個人が気に病む必要は無いと思います」といった擁護の声がある一方、「日本人向けに動画を上げる以上、最低限視聴者に対する政治的歴史的な配慮は必要不可欠でしょ」「世界中に発信してるのに二国間の情勢を無視するのはありえませんよ」という批判はいまだ続いている状態となっている。

記事内の引用について
とぎもちセカンドの公式チャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCa8wiOHbH6jskgnizFlO5Qg

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