ご存じ、新監督夫人は元グラドルの中條かな子。現在3児の母でNHK広島のラジオにレギュラー出演するなど広島を中心にタレント活動も続けている。カープは今後、彼女を前面に出し、さらなる球団イメージアップを図る作戦だ。
「監督交代の直接の引き金になったのは、やはり阪神との2位争いに敗れ、CS第1ステージの主催権を逃したことに尽きます。地元開催なら3試合で入場料や放送権料などで3億円超の収入を得られたが、それをフイにしてしまった。カープが手にしたのは規定により、たった300万円だけでした」(広島担当記者)
市民球団のカープにとって最優先課題は営業収益を上げること。その意味では今季は満足のいくものだったとはいえ、本拠地マツダスタジアムで始まった“カープ女子旋風”は来季以降もまだまだノビシロがありそう。その『カープ女子』が鑑とするのが、かな子夫人。ファンの声を代弁する役目を託し“総監督”に祭り上げようというのだ。
この動きはさらなるファン拡大を目指す球団の思惑とも合致し、満を持して緒方政権にかじを切った。
緒方は現役時代にFA権を獲得した際、当時の巨人長嶋茂雄監督から熱烈なラブコールを送られたにもかかわらず、広島に残った経緯がある。ファンは、そのとき球団が将来のカープ監督の約束手形を切ったことを覚えており、今回の監督交代を好意的に捉えている。
来季カープは緒方新監督&かな子“総監督”の下、四半世紀ぶりのリーグ優勝を狙う!