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水浴び中に乳児大やけど! 母親の注意喚起にネット驚愕「母親失格」と厳しい指摘も?

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画像はイメージです

 子供と過ごす幸せな時間のはずが、一瞬の判断ミスが引き金となって、愛するわが子に一生消えない傷を負わせたり、時には死に至らしめてしまうことがある。

 アメリカ・アリゾナ州で息子にうっかり大やけどを負わせてしまった母親が、同じような事件を二度と起こさないよう呼びかけたと、海外ニュースサイト『Mirror』が2016年6月11日付の記事で報じた。

 母親のドミニク・ウッジャーさんは2016年6月、庭で水浴びをさせようと、当時、生後9カ月のニコラス君に、庭に設置してあったホースからニコラス君に水を浴びせるつもりでいたという。しかし、照り付ける太陽によってホースの水は熱湯になっていた。熱湯が身体にかかった途端にニコラス君は泣き叫んだため病院に連れていくことにした。しかし、日ごろからニコラス君は顔に水がかかることを嫌がるくせがあったため、ドミニクさんはいつものように機嫌が悪いだけかと思い、事の重大さに気づかなかったという。結局、診断の結果ニコラス君は顔から足にかけての右半身に、体の30%以上に及ぶ“2度のやけど”負い、皮膚が赤くただれてしまったそうだ。

 日本創傷外科学会によると、“2度のやけど”とは皮膚の表面だけでなく、リンパ管や汗腺などを含む真皮にまで傷害が及んだものを指すという。場合によっては手術が必要になることもあるというが、それでも後遺症や傷跡が残ってしまうことが多いそうだ。一方で、神経までは破壊されていないため、ひりひりとした強い痛みが長く続くことも特徴であるという。

 当時アリゾナ州では37度を超える日が続きホースの水の温度は67度前後にまで達していたとみられており、たった10秒程度浴びただけで2度のやけどを負う危険があったとみられている。

 このニュースに対し、ネット上では「まさかホースの水がそんなに熱くなるなんて」「夏場は特に気を付けないと」といった声が上がる一方で「どうして赤ちゃんに浴びせる前に温度を確かめなかったのか」「母親失格だ」「虐待ではないのか」と厳しい声も上がった。

 海外ではほかにも、意図せずにわが子を傷つけてしまった母親の例がある。

 2019年1月、海外ニュースサイト『International Business Times』はザンビアで、友人宅から泥酔状態で帰宅した母親が生後3週間の娘の上に覆いかぶさったまま寝てしまい、娘が死亡したと報じた。母親が普段から娘とともに寝ていたかは不明である。母親は以前から夫に酒癖が悪いと指摘されていたというが改善は見られなかったそうだ。事件後、母親は自責の念から自殺を図ったという。

 傷を負ったり、死亡してしまった子供の痛みはもちろん、愛するわが子を自ら傷つけてしまった母親の苦しみは想像を絶する。痛ましい事件を起こさないためにも、親子が家で過ごす時間が増える夏休みの時期は特に、親たちは細心の注意を払って子供に接する必要があるだろう。

記事内の引用について
Mum's warning to parents after baby suffers horrific burns because sun SUPER-HEATED cold water inside hose(Mirror)より
https://www.mirror.co.uk/news/world-news/mums-warning-parents-after-baby-8165438

Drunk Mother Accidentally Sleeps On Baby, Killing Her 3-Week-Old(International Business Times)より
https://www.ibtimes.com/drunk-mother-accidentally-sleeps-baby-killing-her-3-week-old-2757697

やけど(熱傷)(一般社団法人日本創傷外科学会HP)より
http://www.jsswc.or.jp/general/yakedo.html

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