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東京都の地方公務員の男が個室型風俗店に名義貸しで逮捕!

 警視庁保安課は、営業禁止地域に、出店する店の賃貸契約で名義貸しをしたとして、風営法違反(禁止地域営業)幇助(ほうじよ)の疑いで、地方公務員・岸浪勇容疑者(61=埼玉県草加市栄町)を逮捕した。

 同課によると、岸浪容疑者は東京23区内の清掃工場を管理する「東京二十三区清掃一部事務組合」の職員。調べに対し、「中国人の女性に自分名義で借りた部屋を、1部屋につき3〜5万円で貸していたが、風俗店に使うとは知らなかった」などと否認しているという。

 逮捕容疑は、今年1〜2月に、自分名義で借りた東京都豊島区北大塚のマンションの一室を、個室型風俗店「ラブクィーン」に利用されると知りながら、店長の男(39)=風営法違反罪で起訴=らに提供した疑い。同店では性的サービスをしていた。

 岸浪容疑者は、同マンションで計5部屋を自分名義で契約していたが、実際は、中国人の女性らが、個室型風俗店として使っていたという。同課は、2月に同店を摘発。中国人の女性が同店の経営者とみており、行方を追っている。

 「風俗店に使うとは知らなかった」と、岸波容疑者は否認しているというが、そもそも、自分が住むわけでもないのに、一介の公務員が同じマンションに5室も賃貸契約すること自体が異常。同課によると、中国人の女に「外国人は部屋が借りにくく、借りても警察の取り締まりが厳しい」などと、持ち掛けていたという。

 岸波容疑者が勤務する事務組合は、「逮捕に驚いている。事実なら、厳正に対処したい」とコメントしている。
(蔵元英二)

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